「そろそろ妊活を始めたいけど、排卵日っていつなんだろう?」「計算アプリで出た日付、本当にそれで合ってるのかな…」そう思って検索してくださったあなた。この記事にたどり着いてくれて、ありがとうございます。
こんにちは、ちなみです。私は元看護師で、現在は妊活・産み分けの情報を発信しています。私自身、第一子・第二子の妊活中、「排卵日をどう見つけるか」で本当に悩みました。アプリの予測日と実際のタイミングがズレていて、何ヶ月も空振りした時期もあります。
この記事では、排卵日の計算方法を、オギノ式の基本から「生理不順でも当たる見つけ方」まで丁寧に解説します。医療の知識に、看護師としての視点と、私自身の妊活体験を重ねてお伝えするので、きっと今日から使える情報がひとつは見つかるはずです。
「計算だけじゃ足りないよね?」という方にも、「計算以外はまだ手を出せていない」という方にも、今のステージに合った選択肢が見つかるように構成しました。最後まで、ゆっくりお付き合いいただけたらうれしいです。
なお、排卵日は計算だけでなく基礎体温の変化でも確認できます。基礎体温の基本を先に押さえておくと、この記事の内容がより深く理解できるので、あわせて次の記事もご覧くださいね。
基礎体温のつけ方・グラフの見方を元看護師が解説|妊活ではじめて計る人へ
排卵日とは?「妊娠しやすい日」との違い
まず大切な前提から整理させてください。「排卵日」と「妊娠しやすい日」は、実はイコールではないんです。ここを押さえておくと、このあとの計算方法がぐっと理解しやすくなります。
排卵日=卵子が卵巣から飛び出す日
排卵日とは、卵巣から卵子が1個飛び出してくる日のこと。医学的には「卵胞(卵子の入った袋)が破れて、卵子が卵管に向かって放出される瞬間」を指します。
飛び出した卵子の寿命は、わずか約24時間。受精できるのはこの短い時間だけなんです。「排卵日が一番大事」と言われるのは、このためですね。
「妊娠しやすい日」は排卵日だけじゃない
一方で「妊娠しやすい日」は、もう少し幅があります。というのも、精子の寿命は約3〜5日と言われていて、卵子よりずっと長生きだからです。
そのため、妊娠の可能性があるのは「排卵日の5日前〜排卵日当日」の約6日間。このうちとくに妊娠しやすいのは「排卵日の2日前〜排卵日当日」の3日間と言われています。
- 排卵の5日前〜当日:妊娠の可能性がある6日間
- 排卵の2日前〜当日:とくに妊娠しやすい3日間
- 排卵日当日:卵子の寿命24時間の中に精子がいることが理想
つまり「排卵日ピッタリを狙う」のではなく、「排卵日の前後を含めた数日間で捉える」意識が、妊活ではとても大切になります。
排卵しているサインは?
ちなみに「自分はきちんと排卵できているのかな?」と不安になる方もいます。排卵しているサインとしては、以下のようなものがあります。
- 月経(生理)が毎月ある
- おりものが月の中で変化する(排卵期は伸びるゼリー状のおりもの)
- 基礎体温をつけると、低温期→高温期の二相に分かれる
- 排卵期に軽い下腹部痛や胸の張りを感じる
これらのサインが見られない、もしくは生理周期が極端に不安定な場合は、一度婦人科で相談することをおすすめします。(サインについては、本記事の後半でも詳しく紹介します。)
排卵日の計算方法|基本のオギノ式
それではいよいよ、排卵日の計算方法の本題に入ります。最もベーシックな方法が「オギノ式」と呼ばれるものです。日本の医師・荻野久作(おぎのきゅうさく)先生が発表した計算法で、今でも多くの妊活サイトやアプリが採用しています。
ちなみに、オギノ式で出した予定日と基礎体温グラフを照合すると、さらに精度が上がります。基礎体温の測り方・見方はこちらの記事で詳しく解説しているので、計算だけではしっくりこない方はあわせて読んでみてください。
オギノ式の計算式(次回生理予定日 − 14日)
オギノ式の基本の計算式はとってもシンプルです。
排卵予定日 = 次回生理予定日 − 14日
黄体期(排卵から次の生理までの期間)は個人差が小さく、おおむね14日前後で一定と言われているため、後ろから逆算するこの式が成り立ちます。
「次回の生理が来る予定日から、14日を引いた日」が排卵予定日になる、というルール。なぜ「14日」なのかというと、医学的には「排卵から次の生理までの期間」=黄体期(おうたいき)が、人によってあまり差がなく、おおむね14日前後で一定と言われているからです。
逆に言うと「生理から排卵まで」の期間は、周期や体調でけっこう変動する部分。だからこそ「次回生理 − 14日」と、安定している後ろ側から逆算する計算式が成り立つんです。
計算例:周期28日/30日/32日の人の排卵日
実際の計算例を3パターン見てみましょう。たとえば前回の生理開始日が「11月1日」だった場合で考えます。
- 周期28日の人:次回生理予定日は11月29日 → 排卵予定日は11月15日
- 周期30日の人:次回生理予定日は12月1日 → 排卵予定日は11月17日
- 周期32日の人:次回生理予定日は12月3日 → 排卵予定日は11月19日
ポイントは「周期の日数の半分」ではなく、あくまで「次回生理予定日から14日さかのぼる」という点。周期が長い人ほど、排卵日も後ろにズレていきます。
生理が終わってから何日目が排卵日?
よく「生理後◯日目が排卵日」と聞きますが、実はこの言い方は少し注意が必要です。なぜなら、生理の長さや周期の長さで変わってくるからなんです。
周期28日、生理が5日続く人の場合、ざっくり「生理開始から14日目(=生理終了から約9〜10日後)」が排卵日の目安になります。ただしこれはあくまで平均値で、個人差はかなり大きいです。
そこで「私の場合はどうなんだろう?」を知るために、次にご紹介する「生理不順の人向けの方法」や、基礎体温・排卵検査薬といった補助ツールが役に立ってきます。

生理不順・周期バラバラな人のための計算方法
「私、生理周期がバラバラで…オギノ式って使えるのかな?」という相談、本当によく受けます。結論から言うと、オギノ式だけでは当たりづらいのが正直なところ。ここではそんな方向けに、精度を上げるためのコツをお伝えします。
オギノ式が当たらない理由
オギノ式は「次回の生理予定日がわかっていること」が大前提です。でも生理不順の方は、そもそも次回の生理予定日の目星がつきません。周期が25日の月もあれば35日の月もあるような状態だと、「次回生理 − 14日」の出発点がブレるため、排卵予定日もブレます。
また、ストレス・睡眠不足・急な体重変動・季節の変わり目などで、排卵のタイミング自体が毎月ズレる人もいます。「先月は21日目、今月は18日目に排卵」みたいなことも、決して珍しくないんです。
基礎体温をプラスして精度を上げるコツ
生理不順さんにこそおすすめしたいのが「基礎体温」です。毎朝同じ時間に体温を測ることで、自分の体の中で実際に排卵が起きているタイミングを見える化できます。
基礎体温は、排卵前は「低温期」、排卵後は「高温期」と二相に分かれるのが基本パターン。低温期の最終日〜高温期の初日にかけてが、排卵日のタイミングに重なりやすいと言われています。
ただし基礎体温は「記録した月の排卵がいつだったか」を後から確認できるもの。「今月のタイミング」にはやや不向きです。そこで次の排卵検査薬と組み合わせるのがベストだと私は思っています。
排卵検査薬で「当日」を捉える方法
排卵検査薬は、尿中のLH(黄体形成ホルモン)というホルモンの急上昇をキャッチするための検査キット。LHサージと呼ばれるこの上昇は、排卵の約24〜36時間前に起きるため、「そろそろ排卵だよ」というサインを事前につかめます。
使い方のコツは、生理開始日から計算して、排卵予定日の2〜3日前から検査を始めること。生理不順さんなら、過去の最短周期を基準に「早めにスタート」するのが安心です。1日1〜2回、できれば時間を決めて検査すると、LHサージを逃しにくくなります。
排卵日をもっと正確に知る3つのサイン
計算や検査薬も大事ですが、実は自分の体からのサインも侮れません。排卵日のタイミングに、体のあちこちに現れる変化を知っておくと、「あ、今かも」という感覚がつかめるようになります。
サイン①:おりものの変化
排卵期のおりものは、卵の白身のように透明で伸びるタイプに変わると言われています。指でつまむと2〜3cm糸を引くくらいのびるのが特徴です。これは精子が子宮内に進みやすいように、体が自然に整えてくれるおりもの。
「最近、おりものがいつもと違うかも?」と感じたら、排卵日が近づいているサインかもしれません。毎日少し意識して観察してみると、自分のパターンが見えてきますよ。
サイン②:基礎体温の低温期→高温期
先ほどもお伝えしましたが、基礎体温は排卵前後の大きな手がかりです。低温期から高温期へ切り替わる「ガクッと下がった日」または「翌日」が排卵日と一致することが多いと言われています。
ちなみ(元看護師)
サイン③:軽い下腹部痛・排卵痛
排卵のタイミングで、お腹の片側にチクチク・キリキリとした軽い痛みを感じる人がいます。これは「排卵痛」と呼ばれ、卵胞が破れるときの刺激が原因と言われています。
左右どちらに出るかは、その月に排卵した卵巣のほう。毎月必ず感じるわけではなく、感じ方も人それぞれです。「排卵痛を感じないから排卵していない」ということではないので、あくまで参考程度に捉えてくださいね。

排卵日計算のよくある勘違い3つ
ここで、妊活中の方からよく聞く「排卵日計算の勘違い」を3つ整理しておきます。どれも私自身、最初につまずいた落とし穴です。
勘違い①:「毎月同じ日」ではない
「先月の排卵日が15日だったから、今月も15日」と思いがちですが、実際はそうとは限りません。その月の体調・ストレス・生活リズムで、排卵日は前後します。「だいたいこの週」と幅で捉えるのがおすすめです。
勘違い②:ストレス・体調で排卵日はズレる
寝不足が続いた月、旅行で生活リズムが変わった月、強いストレスがあった月は、排卵が遅れたり、ときには起こらなかったりすることも(無排卵月経)。「今月は仕事がすごく忙しかったな」という月は、普段より慎重にサインを見るようにしてみてください。
勘違い③:計算アプリは万能ではない
妊活アプリの排卵日予測はとても便利ですが、あくまで「過去データと平均からの予測」。実際の排卵日はアプリの予測と1〜3日ズレることも珍しくありません。アプリを使いつつ、基礎体温・おりもの・排卵検査薬で「自分のリアルタイム」を補うのが、私がたどり着いた一番の結論です。
アプリは過去の生理日データから次を予測しているだけなので、その月の体調・ストレスで実際の排卵日は前後します。アプリ予測を真ん中に、前後2〜3日の幅でタイミングを意識するのが現実的です。
私が妊活中にやっていた排卵日の見つけ方
ここまで「計算の基本」と「補助ツール」をお伝えしてきましたが、「実際どうやって組み合わせたらいいの?」という疑問もあると思います。参考までに、私自身がやっていた方法をお話しさせてください。
オギノ式だけでは当たらなかった話
第一子を考え始めた頃、私は「オギノ式で出た日を狙えばOK」と思っていました。でも当時の私は、周期が28〜34日とばらつく軽い不順タイプ。アプリの予測日に合わせてもタイミングが合わず、「何で…?」と空振りが続きました。
看護師時代の知識をようやく思い出して「そうだ、基礎体温」と本腰を入れ始めたのが、妊活開始から3ヶ月目のことでした。
基礎体温+排卵検査薬で見えた「自分のパターン」
毎朝起きてすぐの基礎体温を、電子基礎体温計で1ヶ月記録。すると、自分では「まあまあ順調」と思っていた周期が、実は「低温期が長めで、排卵が周期の17〜20日目あたり」だとわかったんです。オギノ式の「周期 − 14日」だけだと、3〜4日ズレていたことになります。
そのあと排卵検査薬を周期の14日目くらいから使い始めるようにしたら、LHサージを2日連続でキャッチ。「今日か、明日かな」という感覚で動けるようになり、タイミングがぴったり合うようになりました。
産み分けにも役立った「タイミングのズレ」の話
第二子で産み分けに挑戦したときにも、この「自分のパターン把握」がとても役立ちました。女の子希望だったので「排卵日の2〜3日前」を狙いたいのですが、そもそも排卵日が正確にわかっていないと、その2〜3日前も決められません。
基礎体温+排卵検査薬で「LHサージ陽性の前日まで」とタイミングを意識できたので、産み分けの戦略も立てやすかったと感じています。今すぐ産み分けを考えている方でなくても、将来のためにいったん頭の片隅に…という方もぜひ、私が実践した「女の子産み分けの工夫」6選をのぞいてみてくださいね。

排卵日の計算についてよくある質問
最後に、妊活中の方からよく質問いただく内容をQ&A形式でまとめておきます。気になるところだけでもチェックしてみてください。
Q一番妊娠しやすい日は生理後何日目ですか?
A.周期28日・生理5日間の方なら、生理開始から「11〜14日目」が妊娠しやすい期間の目安。排卵日前後の2〜3日間が、とくに妊娠の可能性が高いと言われています。ただし周期が長い・短い人、生理が3日で終わる人・7日続く人によってズレるので、自分の周期に合わせて計算してみてくださいね。
Q生理不順でも排卵日計算は当たりますか?
A.正直に言うと、オギノ式の計算だけでは当たりづらいです。過去3〜6ヶ月の周期データの平均を基準にしつつ、基礎体温と排卵検査薬を組み合わせるのが現実的。生理周期がバラバラでも「自分なりのパターン」は必ずあるので、2〜3ヶ月記録を続けると見えてくることが多いですよ。
Q排卵日計算アプリは信用していいですか?
A.「目安」として使うのは便利ですが、100%信用するのは少しリスクがあります。アプリは過去の生理日データから「次はこのあたり」と予測しますが、実際の排卵日は1〜3日前後することが多いもの。アプリ予測を真ん中に、前後2〜3日の幅で意識するのがおすすめです。
Q基礎体温と排卵検査薬、どちらを先に始めるべき?
A.私のおすすめは「基礎体温を先、慣れてきたら排卵検査薬を追加」の順番。基礎体温は毎日の習慣がつけば、自分の周期パターンが見えてきます。その土台があると、排卵検査薬で「陽性が出るタイミング」がグッと読みやすくなります。ただし「今すぐ妊娠したい」という方は、同時スタートで問題ありません。
まとめ|排卵日計算は「組み合わせ」で精度が上がる
排卵日の計算方法について、基本のオギノ式から、生理不順の方向けの工夫、自分の体からのサインまでお伝えしてきました。最後にポイントを整理します。
- 排卵日=卵子が飛び出す日。「妊娠しやすい日」はその前後数日間を含む
- 基本はオギノ式(次回生理予定日 − 14日)
- 生理不順の人はオギノ式だけでは当たりづらい
- 基礎体温・排卵検査薬・おりもの観察を組み合わせると精度が上がる
- アプリの予測は参考程度。リアルタイムのサインを合わせ技で
「排卵日を正確に知る」ことは、妊娠を望む方にとっても、これから産み分けを考える方にとっても、妊活のすべての土台になります。最初から完璧を目指さず、まずは基礎体温だけ、まずは計算だけ、とひとつずつできることから始めてみてくださいね。
今日できる一歩としておすすめなのは、手元のアプリで次回の生理予定日から14日を引いてみること。もしくは、明日の朝から基礎体温を測り始めてみること。どちらも5分で始められる、妊活の第一歩です。あなたのペースで、一緒に進んでいきましょう。
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