母子手帳ケースは必要?サイズの選び方と失敗しない買い方を元看護師が解説

窓辺のテーブルに置かれた母子手帳ケースのイメージ|母子手帳ケースの選び方

母子手帳を受け取ったあと、あるいは受け取る前から、多くの方が気になるのが「母子手帳ケースって必要なのかな?」ということだと思います。

お店にはかわいいケースがずらりと並んでいて、見ているだけで楽しくなります。その一方で「なくても困らなかった」「買ったけど使わなかった」という声も耳に入ってきて、迷ってしまう。わかります、その気持ち。

この記事では、元看護師で2児の母である私「ちなみ」が、母子手帳ケースが必要な人・そうでもない人の分かれ目、買う前に必ず確認してほしいサイズのこと、形とタイプの選び方、そして買う場所ごとの考え方までを、順番に整理しました。

先に、いちばん大事なことを書いておきます。母子手帳の大きさは、お住まいの自治体によって違います。ここを知らずに先にケースを買ってしまい、「手帳が入らなかった」という失敗がとても多いんです。この記事を読み終えるころには、その失敗はもう起きなくなっているはずです。

この記事について
この記事は特定の商品をすすめたり、順位を付けたりするものではありません。選ぶときの判断材料を整理することだけを目的としています。商品の仕様・価格・販売状況は変わりますので、購入の前には必ずご自身で最新の情報をご確認ください。

母子手帳ケースは必要?——なくても困らない人と、あったほうがいい人

そもそも母子手帳ケースは何を入れるもの?

名前は「母子手帳ケース」ですが、実際に入っているのは母子手帳だけではありません。むしろ母子手帳以外のものをどれだけ持ち歩くかが、必要かどうかの分かれ目になります。

妊婦健診に通うようになると、持ち物はこんなふうに増えていきます。

  • 母子健康手帳
  • 妊婦健診の受診券・補助券(自治体から交付されるもの)
  • 産院の診察券
  • 健康保険証・マイナンバーカード
  • エコー写真
  • 産院からもらった書類・お知らせのプリント
  • 書き込み用のボールペン
  • 会計用の現金やお財布

これらがバッグの中でバラバラになっていると、受付でごそごそ探すことになります。母子手帳ケースは、要するに「妊娠・出産・育児に関する紙ものを1か所にまとめる箱」です。そう考えると、必要かどうかの判断はぐっとしやすくなります。

なくても困らない人

次のような方は、無理に買わなくても大丈夫です。

  • 産院が近く、健診のときだけ小さなバッグで身軽に行ける
  • 書類はすべて家のファイルで管理していて、持ち歩くのは手帳と診察券くらい
  • すでに持っているポーチやクリアファイルで足りている
  • まずは手持ちのもので様子を見て、不便を感じてから買いたい

じつはジッパー付きのビニールポーチや、家にあるA5サイズのクリアケースで十分だったという方も少なくありません。母子手帳ケースは「絶対に買わなければいけないもの」ではないんです。

あったほうがいい人

一方で、次に当てはまる方は、あると毎回の健診がずいぶんラクになります。

  • 上の子がいる——きょうだい分の手帳・診察券・予防接種の書類が同時に動くため、まとめる箱がないと管理しきれません
  • 通院先が複数ある——産院のほかに内科や歯科にもかかると、診察券が一気に増えます
  • エコー写真を毎回もらう——そのままバッグに入れると折れたり、感熱紙が擦れたりします
  • 里帰り出産の予定がある——書類ごとまとめて移動できると安心です
  • バッグをよく持ち替える——ケースごと入れ替えれば、入れ忘れが起きません

ちなみ(元看護師)

看護師時代、受付で「診察券がない」と探しているうちに呼ばれてしまって、慌ててしまう方をよく見かけました。ケースが役立つのは見た目より、この「探さなくていい」の部分だと思っています。

「いらなかった」という声の正体は、たいてい選び方にあります

「母子手帳ケースはいらない」という感想を目にすることがありますが、内容をよく見ると、ケースそのものが不要だったのではなく、選び方が合っていなかったというケースがかなり多いです。

  • サイズが合わず、手帳がぴったり入らなかった
  • 思ったより分厚く重くなって、持ち歩くのが面倒になった
  • ポケットが多すぎて、どこに何を入れたかわからなくなった
  • 開いたときに大きく広がり、産院の狭い受付では扱いにくかった

つまり、買う前に押さえるべき順番を守れば防げる失敗がほとんどなんです。次の章から、その順番を具体的に見ていきます。

母子手帳と診察券、ペンを机の上に並べたイメージ|母子手帳ケースに入れるものを整理しているシーン

買う前にいちばん大事なのはサイズ——母子手帳の大きさは自治体で違います

全国でA6・B6・A5の3種類が混在しています

ここがこの記事でいちばんお伝えしたいところです。母子健康手帳の大きさは全国共通ではありません。お住まいの市区町村によって違い、大きく3種類に分かれます。

判型おおよその大きさケースの表記身近なものでたとえると
A6判約105mm × 148mmSサイズ文庫本より少し小さいくらい
B6判約128mm × 182mmMサイズ単行本・青年コミックくらい
A5判約148mm × 210mmLサイズA4用紙を半分に折った大きさ

市販の母子手帳ケースに書かれている「Sサイズ」「Mサイズ」「Lサイズ」は、この判型に対応した表記です。ケースを選ぶときは、まず自分の手帳がどれなのかを知らないと始まりません。

なぜ自治体によって違うのか

母子健康手帳の中身は、大きく2つの部分でできています。全国共通で記載する部分(府令で定められた様式)と、自治体が独自に加えられる部分(任意記載事項)です。

全国共通なのは「何を記録するか」であって、冊子の物理的な大きさまでは定められていません。そのため、判型・表紙のデザイン・ページ数は、発行する自治体の判断で決まります。地域の子育て情報をたくさん載せている自治体では、大きめの判型が選ばれることもあります。

参考 母子健康手帳こども家庭庁

同じ自治体でも、年によって変わることがあります
手帳の様式は定期的に見直されます。上の子のときと同じ自治体でも、下の子で判型が変わっていることがあります。「前と同じサイズだろう」と決めつけず、そのつど実物で確認してください。

自分の手帳のサイズを確かめる方法

いちばん確実なのは、手元の母子手帳を定規で測ることです。閉じた状態で、縦と横の長さをはかってください。表に載せた寸法と見比べれば、どの判型かがすぐわかります。

まだ手帳を受け取っていない段階で知りたい場合は、次の方法があります。

  1. お住まいの市区町村のホームページで「母子健康手帳」のページを見る(サイズを明記している自治体があります)
  2. 交付窓口(保健センター・子育て世代包括支援センターなど)に電話で聞く
  3. 先に出産した同じ自治体の友人・きょうだいに、実物を見せてもらう

ただ正直なところ、手帳を受け取ってから買うのがいちばん確実で、いちばん早いです。

ケースは、手帳を受け取ってから買うのがおすすめ

妊娠がわかって、うれしくて、かわいいものを先に用意したくなる気持ちはとてもよくわかります。それでも母子手帳ケースに関しては、実物を手にしてから選ぶことをおすすめします。

サイズが合わないケースは、入らないだけでなく「ぶかぶかで中で泳ぐ」という失敗もあります。手帳が斜めになってページが折れる、出し入れのたびに引っかかる——毎回のことなので、地味にストレスになります。

母子手帳をいつ・どこでもらえるのか、当日の持ち物などは、こちらの記事でくわしくまとめています。

窓辺で穏やかな表情をした妊娠中の女性のイメージ|母子手帳の交付を控えているシーン 母子手帳はいつもらう?もらい方・持ち物・「まだ早い」と言われる理由を元看護師が解説

ちなみ(元看護師)

迷っているあいだは、家にあるジッパー付きのポーチで十分しのげます。「とりあえずの1つ」があると、ケース選びを焦らなくてすみますよ。

形で選ぶ——ジャバラ・ブックタイプ・ポーチ・カバー

サイズの次に効いてくるのが形(タイプ)です。ここは好みだけでなく、生活スタイルとの相性で決まります。代表的な4タイプを見ていきましょう。

ジャバラタイプ

中がアコーディオンのように仕切られていて、ポケットがずらりと並んでいるタイプです。診察券や補助券を1枚ずつ分けて入れられるのが最大の持ち味で、きょうだい分をまとめたい方に選ばれています。

  • 向いている人:持ち歩く紙ものが多い人、上の子がいる人、分類してしまいたい人
  • 気をつけたい点:ポケットが多いぶん厚みと重さが出やすい。開いたときに場所を取る

ブック(手帳)タイプ

本のように左右に開く、いちばんオーソドックスな形です。開いた状態が見渡しやすく、必要なものにすぐ手が届くのが利点です。ボタンやファスナーで留めるものが多くあります。

  • 向いている人:ひとりぶんの管理でいい人、シンプルに使いたい人
  • 気をつけたい点:収納量はほどほど。書類が増えると入りきらないことがある

ポーチ(ファスナー)タイプ

化粧ポーチのようにぐるりとファスナーが付いた形です。ばさっと入れられて、中身が落ちにくいのが強み。仕切りは少なめですが、そのぶん軽くて薄いものが多いです。

  • 向いている人:細かく分類したくない人、荷物を軽くしたい人、身軽に通院できる人
  • 気をつけたい点:中がひとつながりなので、探す手間はかかる

カバータイプ(母子手帳カバー)

手帳そのものに巻きつけて表紙を保護するタイプです。いちばん軽く、かさばりません。収納機能はほぼないので、書類はべつに管理する前提になります。

  • 向いている人:手帳の傷み・汚れを防ぎたいだけの人、荷物を最小限にしたい人
  • 気をつけたい点:サイズがぴったり合っていないと使えない。診察券や補助券は入らない

どのタイプを選ぶかは、持ち歩く量で決まります

タイプ収納量かさばりにくさ向いている場面
ジャバラ多いきょうだい分・書類が多い
ブックふつうひとりぶんを見やすく管理
ポーチふつう身軽に通いたい
カバー少ない手帳の保護だけしたい

迷ったときは、いま健診に持って行っているものを机の上に全部出してみてください。その量に合う形が答えです。カタログを眺めるより、この5分のほうが確実です。

開いた蛇腹タイプのケースとポーチを並べたイメージ|母子手帳ケースの形を比べているシーン

中に入れるものを先に決めると、失敗しません

妊娠中に入れるもの

妊娠中は、健診のたびに持ち歩くものがだいたい決まってきます。

  • 母子健康手帳
  • 妊婦健診の受診券・補助券(つづりのまま入れるか、使う分だけ抜くか決めておく)
  • 産院の診察券・健康保険証
  • エコー写真
  • 産院の予約票・案内のプリント
  • 書き込み用のボールペン

見落としがちなのが補助券のつづりです。自治体によってはA4に近い大きさの冊子で交付されることがあり、これがケースに入るかどうかで使い勝手が大きく変わります。手帳のサイズだけで選ぶと、ここでつまずくことがあります。

妊婦健診で毎回何をするのか、費用や補助券の使い方については、こちらで整理しています。

窓辺で穏やかに過ごす妊娠中の女性のイメージ|妊婦健診に通う日々を表すシーン 妊婦健診の頻度は?回数・スケジュール・毎回の検査内容と費用を元看護師が解説

エコー写真は、そのまま入れないほうが安心です

産院でもらうエコー写真の多くは感熱紙です。熱・光・こすれに弱く、ほかの紙と一緒にしておくと、あとから薄くなってしまうことがあります。

ケースに入れるなら、クリアポケットや小さなチャック袋を1つ用意して、そこにまとめるのがおすすめです。長く残すための保存方法については、こちらでくわしく解説しています。

窓辺で穏やかにほほえむ妊娠中の女性のイメージ|エコー写真を楽しみにしているシーン エコー写真の見方|BPD・AC・FL・GAなど記号の意味と推定体重の読み方を元看護師が解説

産後に入れるもの

母子手帳は、出産したら終わりではありません。予防接種の記録は就学後まで、場合によっては大人になってからも参照します。産後はこんなものが加わります。

  • 予防接種の予診票(自治体からまとめて届きます)
  • 小児科の診察券
  • 乳幼児医療費助成の受給者証
  • 健診のお知らせ・問診票

とくに予診票は枚数が多く、種類も分かれています。妊娠中は薄いケースで足りていたのに、産後に入りきらなくなった、というのはよくある展開です。長く使うつもりなら、この先を見越して少し余裕のある収納量を選んでおくと安心です。

きょうだいがいるとき——1人1冊か、家族でまとめるか

上の子がいる場合、考え方は2つに分かれます。

きょうだい分の管理、2つの考え方
1人1つ持つ方式:色や柄を変えて子どもごとに分けます。取り違えがなく、預けるときも渡しやすい。かわりに数が増えます。
家族でまとめる方式:仕切りの多いジャバラタイプに全員分を入れます。1つ持てば全員ぶん動かせるので、通院がまとまっているご家庭では便利。かわりに厚く重くなります。

私は上の子と下の子で色を分けて管理していました。ぱっと見て区別がつくので、慌てているときほど助かります。ただ、2人を連れて同じ日に小児科へ行くようなときは、1つにまとまっているほうがラクだろうな、とも思っていました。どちらが正解ということはなく、通院の仕方しだいです。

使い勝手を左右する、細かいチェックポイント

汚れを拭ける素材かどうか

母子手帳ケースは数年単位で使うものです。産後は子どもの手が触れますし、飲みものをこぼされることもあります。表面が拭ける素材(ナイロン・ポリエステル・合成皮革・ラミネート加工の生地など)だと、長くきれいに使えます。

布そのままの手ざわりが好きな方は、それを承知のうえで選べば問題ありません。「あとから汚れる前提で選ぶ」という視点があるかどうか、というだけの話です。

カードポケットとペンホルダーの数

診察券は、思っているより増えます。産院・小児科・歯科・皮膚科……カードポケットは4〜6枚分あると余裕があります。

ペンホルダーも、あるとないとで差が出ます。産院の受付で問診票に記入するとき、ペンを借りずにすむのは地味に快適です。

厚み・重さ・開いたときの大きさ

収納力とかさばりにくさは、どうしてもトレードオフになります。妊娠後期はおなかが大きくなり、荷物の重さがそのまま体の負担になります。「全部入る」より「毎回持って出られる」を優先したほうが、結果的に使い続けられます。

もうひとつ見落としがちなのが開いたときの大きさです。産院の受付カウンターは狭いことが多く、大きく広がるタイプは扱いづらい場面があります。お店で見られるなら、開いた状態も確かめてみてください。

中身が見えるかどうか

外から中身が確認できるクリアポケットが付いていると、開かずに「入っている」とわかります。忘れ物の防止になり、家族に預けるときも説明がラクです。

トートバッグと母子手帳ケースを窓辺に置いたイメージ|妊婦健診に出かける準備をしているシーン

どこで買う?——100円ショップ・シンプル系・ベビー用品店・ブランド・手作り

母子手帳ケースは、いろいろな場所で手に入ります。どこがいちばん優れているという話ではなく、それぞれ得意なことが違うので、目的に合わせて選ぶのが近道です。

100円ショップ

ダイソーやセリアなどでも、母子手帳が入る大きさのケースやポーチが手に入ります。まず試してみたい、産後に買い替えるまでのつなぎがほしいという場面に向いています。

取り扱いは店舗や時期によって変わるので、あるかどうかは行ってみないとわかりません。売り場は母子手帳ケースのコーナーというより、書類ケース・トラベル用品・ポーチの棚にあることが多いです。

シンプル系・実用系の収納グッズを流用する

無印良品などで扱われているパスポートケースやクリアケース、チャック付きのファイルを母子手帳ケースとして使っている方も多くいます。母子手帳ケースとして売られていなくても、サイズと仕切りが合えば役目は同じです。

この方向の利点は、装飾が少なく、産後や仕事の場面でも浮かないこと。母子手帳を卒業したあとも、書類入れとして使い続けられます。

ベビー用品店(西松屋・アカチャンホンポなど)

専門店の強みは、実物をその場で確認できることに尽きます。手帳を持って行けば、その場で入れて試せます。サイズ表記(S・M・L)と実物の関係もつかみやすく、初めてなら実店舗で1つ選ぶのが確実です。

ブランドのもの(出産祝い・プレゼントにも)

ジェラートピケ、ファミリアなどのブランドからも母子手帳ケースが出ています。出産祝いとして贈られることが多いのもこのジャンルです。

自分で買う場合は、気に入ったものを持つ喜びは十分に選ぶ理由になります。妊婦健診は毎回ちょっと緊張するもので、好きな柄のケースを開くだけで気持ちが上がる——それは実用性と同じくらい大事なことだと思います。

贈り物として選ぶときの注意
母子手帳の判型は自治体によって違います。贈る相手の手帳サイズがわからないときは、サイズを問わないマルチケースや、少し大きめ(A5・Lサイズ)を選ぶと失敗しにくくなります。可能なら、さりげなくサイズを聞いておくのがいちばん確実です。

手作りする

ハンドメイドで作る方もいます。自分の手帳と補助券の大きさにぴったり合わせられるのが最大の利点で、生地も好きに選べます。型紙や作り方は書籍や手芸店で手に入ります。

ただし、つわりの時期や妊娠後期に無理をして進める作業ではありません。体調のいい時期に、楽しめる範囲で。

無料でもらえることもあります

自治体から配られることがあります

母子手帳の交付のときに、ケースやカバーを一緒に渡してくれる自治体があります。ただしこれは全国共通の制度ではなく、実施していない自治体のほうが多いのが実情です。

もらえるかどうかは、交付窓口に聞くのがいちばん早いです。もし配布があるなら、それが手元に来てから買い足すか決めればよく、二重に用意せずにすみます。

企業のプレゼントキャンペーン

妊娠・出産関連のサービスや通販サイトが、会員登録や資料請求の特典として母子手帳ケースを配っていることがあります。

こうしたキャンペーンは内容も実施状況も頻繁に変わります。応募の前に、登録すると何が届くのか、個人情報がどう扱われるのかを確認してから判断してください。急いで決める必要はまったくありません。

ケースに入れるものの中でも、エコー写真だけは扱いに注意が必要です。消える前にやっておきたいことと保管のコツは、こちらの記事で解説しています。

窓辺のテーブルに置かれたアルバムと小箱のイメージ|エコー写真の保存とアルバム選び エコー写真は消える|保存方法とアルバムの選び方を元看護師が解説

参考 母子健康手帳情報支援サイトこども家庭庁

買うタイミングと、買い替えどき

いつ買うのがいい?

おすすめの順番はこうです。

  1. 母子手帳を受け取る(このとき、ケースの配布があるか窓口で確認)
  2. 手帳のサイズを実測する(A6・B6・A5のどれか)
  3. 健診に持って行くものを一度全部出して、量を見る
  4. その量に合う形(ジャバラ・ブック・ポーチ・カバー)を決める
  5. サイズと形が決まってから、デザインを選ぶ

デザインを最後にするのがポイントです。順番が逆になると、「かわいいけれど入らない」が起きます。

出産に向けた準備全体を、いつ・何から始めればいいかは、こちらの記事で時期ごとに整理しています。

窓辺で出産準備の計画を考える女性のイメージ|妊娠中に準備を進める時間を表すシーン 出産準備はいつから始める?妊娠月数別スケジュールと「買わなくてよかった」を防ぐ考え方を元看護師が解説

買い替えを考えるタイミング

買い替えが必要になるとしたら、だいたい次のどれかです。

  • 産後に書類が増えた——予防接種の予診票や受給者証が加わり、入りきらなくなる
  • 下の子が生まれた——きょうだい分をまとめるか、分けるかを決め直すタイミング
  • 使い方が変わった——通院が減り、大きなケースが不要になる

最初の1つを完璧に選ぼうとしなくて大丈夫です。妊娠中と産後で必要なものは変わりますから、そのときどきで見直せばいいんです。

母子手帳ケース選びで迷ったら

最後に、この記事の要点をまとめます。

母子手帳ケース選びの要点
  • 買う順番はサイズ→形→デザイン。デザインから入ると失敗しやすい
  • 母子手帳の大きさは自治体によってA6・B6・A5と違う。同じ自治体でも年によって変わることがある
  • いちばん確実なのは手帳を受け取ってから、実物を測って選ぶこと
  • 形は持ち歩くものの量で決める。分類したいならジャバラ、身軽ならポーチやカバー
  • 補助券のつづり・エコー写真・産後の予診票まで見越すと、少し余裕があると安心
  • 交付のときにケースが配られる自治体もある。窓口で確認してから買っても遅くない

母子手帳ケースは、なくても妊娠・出産は問題なく進みます。それでも、受付でさっと出せる、忘れ物をしない、エコー写真がきれいなまま残る——そういう小さな安心が積み重なるものでもあります。

そして母子手帳は、これから何年も使い続ける記録です。あなたが開くたびに少しうれしくなるものを選べたら、それがいちばんいい買い物だと思います。

ちなみ(元看護師)

私は上の子と下の子で色を分けて使っていました。何年も経ってから開くと、当時の走り書きまで残っていて、思いがけず泣きそうになりましたよ。

よくある質問

Q母子手帳ケースは、あったほうがいいですか?

A.必須ではありません。持ち歩くのが母子手帳と診察券くらいなら、手持ちのポーチで十分です。一方で、上の子がいる、通院先が複数ある、エコー写真を毎回もらう、といった場合はまとめる箱があると格段にラクになります。まずは家にあるポーチで様子を見て、不便を感じてから買う、という進め方でまったく問題ありません。

Q母子手帳ケースのサイズはどう選べばいいですか?

A.まず自分の母子手帳を定規で測ってください。約105mm×148mmならA6(Sサイズ)、約128mm×182mmならB6(Mサイズ)、約148mm×210mmならA5(Lサイズ)に対応します。母子手帳の判型は自治体によって違い、同じ自治体でも年によって変わることがあるため、上の子のときと同じとは限りません。実測がいちばん確実です。

Q母子手帳ケースは無料でもらえますか?

A.母子手帳の交付のときにケースやカバーを一緒に渡してくれる自治体がありますが、全国共通の制度ではありません。実施していない自治体のほうが多いのが実情です。まずは交付窓口で確認してみてください。企業のキャンペーンで配られることもありますが、内容や実施状況は頻繁に変わるので、応募前に条件をご自身で確認してください。

Q母子手帳をもらう前にケースを買っても大丈夫ですか?

A.あまりおすすめしません。手帳の大きさが自治体によって違うため、先に買うと「入らない」「ぶかぶかで中で泳ぐ」という失敗が起きやすいからです。どうしても先に用意したい場合は、サイズを問わないマルチケースや、少し大きめのA5(Lサイズ)を選ぶと合わせやすくなります。

Q妊娠中と産後で、必要な大きさは変わりますか?

A.変わることが多いです。産後は予防接種の予診票、小児科の診察券、乳幼児医療費助成の受給者証などが加わり、書類の量が増えます。妊娠中はちょうどよかったケースが入りきらなくなる、というのはよくある展開です。長く使うつもりなら、最初から少し余裕のある収納量を選んでおくと買い替えずにすみます。

Qきょうだいの分は、1つにまとめたほうがいいですか?

A.通院の仕方しだいです。色や柄を変えて1人1つ持つ方式は取り違えがなく、預けるときも渡しやすい反面、数が増えます。仕切りの多いジャバラタイプに全員分をまとめる方式は1つ持てば全員分が動かせて便利ですが、厚く重くなります。同じ日に複数人を連れて通院することが多いなら、まとめる方式が向いています。

続けて読みたい関連記事

窓辺で穏やかな表情をした妊娠中の女性のイメージ|母子手帳の交付を控えているシーン 母子手帳はいつもらう?もらい方・持ち物・「まだ早い」と言われる理由を元看護師が解説

窓辺で穏やかに過ごす妊娠中の女性のイメージ|妊婦健診に通う日々を表すシーン 妊婦健診の頻度は?回数・スケジュール・毎回の検査内容と費用を元看護師が解説

窓辺で出産準備の計画を考える女性のイメージ|妊娠中に準備を進める時間を表すシーン 出産準備はいつから始める?妊娠月数別スケジュールと「買わなくてよかった」を防ぐ考え方を元看護師が解説