「最近なんだか胃がムカムカする」「これってつわり?妊娠したのかな」「つわりっていつから始まって、いつまで続くんだろう」――そんな気持ちでこの記事にたどり着いてくださったあなたへ。まずは、おつかれさまです。これから始まるかもしれない体の変化に、不安と期待が入り混じっているころかもしれませんね。
はじめまして、ちなみです。元看護師として病院勤務を経験し、現在は妊活・妊娠・子育てを中心に情報発信している男女2児のママです。看護師時代、つわりがつらくて受診される妊婦さんや、反対につわりがなくて「赤ちゃんは大丈夫でしょうか」と不安になる妊婦さんに、本当に数えきれないほど接してきました。そして私自身、2人の妊娠でつわりを経験しています。だからこそ、つわりが「いつから・いつまで・どのくらいつらいか」に正解がないこと、そして個人差が極めて大きいことを、身をもって知っています。
この記事では、つわりはいつから始まるのか・ピークはいつか・いつまで続くのか・どんな種類や症状があるのか・原因・つらいときの対処・仕事との両立・受診の目安まで、元看護師として医療知識を踏まえつつ、ひとつずつ丁寧に整理しました。妊娠がわかったばかりの方も、これから妊娠を望んでいる方も、安心して読み進めてくださいね。妊活から妊娠フェーズへ進まれた方は、これまでの歩みもどうか大切にしてください。
ちなみ(元看護師)
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つわりとは?まずは基本から
最初に、「つわり」とは何かを一文で整理しておきますね。
つわりの定義(妊娠初期に起こる吐き気・嘔吐などの総称)
つわりは、医学的には「妊娠悪阻(にんしんおそ)」のごく軽い段階から連続したものとして捉えられています。一般的に「つわり」と呼ぶときは、日常生活はなんとか送れる範囲の吐き気・嘔吐・食欲不振・においへの敏感さを指すことが多いです。朝起きたときに気持ち悪くなる方が多いことから、英語では「morning sickness(朝の不調)」と呼ばれますが、実際には朝に限らず一日中ムカムカが続く方や、夕方以降につらくなる方もいて、呼び名ほど「朝だけ」ではありません。
症状の出方も人によってさまざまで、吐き気だけの方もいれば、食欲がなくなる方、逆に何か食べていないと気持ち悪い方、においに敏感になる方など、本当に幅があります。「これもつわりなのかな?」と迷う症状でも、妊娠初期に新しく出てきた体の変化であれば、つわりの一種であることが多いものです。
つわりが起こる仕組み(hCG・ホルモン変化が関係すると考えられている)
つわりがなぜ起こるのか、実ははっきりとは解明されていません。ただ、妊娠すると急激に増える「hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)」というホルモンや、エストロゲン・プロゲステロンといった女性ホルモンの変化が関係していると考えられています。妊娠検査薬が反応するのもこのhCGで、妊娠の成立とともに分泌が一気に増えていきます。hCGの分泌がピークを迎える時期と、つわりがつらくなる時期がだいたい重なることから、深く関わっていると説明されることが多いです。
このほかにも、自律神経のバランスの変化、消化管の動きがゆっくりになること、においや味覚への感受性が高まること、精神的なストレスなど、複数の要因が重なって起こると考えられています。「ホルモンのせいだから仕方ない」と一概には言えませんが、少なくともあなたの気持ちが弱いから・我慢が足りないからつわりになるわけではないことだけは、はっきりお伝えしておきたいと思います。
つわりがある人・ない人の幅(個人差が極めて大きい)
つわりは妊婦さんの多くが経験すると言われますが、まったくつわりがない方も決して珍しくありません。看護師時代にも、「全然気持ち悪くならなくて、逆に妊娠できているか不安」とおっしゃる妊婦さんに何人も接してきました。つわりの有無や程度は、赤ちゃんの健康状態や妊娠の正常さと直接結びつくものではなく、あくまで体質やホルモンの感受性の違いと考えられています。
同じ人でも、1人目と2人目でつわりの出方がまったく違うこともあります。私自身も2人の妊娠で違いを感じました(詳しくは記事後半の体験談でお話しします)。だからこそ、「友達はこうだったのに」「ネットではこう書いてあったのに」と人と比べて不安にならないでくださいね。つわりは、あなたとあなたの赤ちゃんのペースで起こるもの。それで十分なんです。
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つわりはいつから始まる?(妊娠何週から)
つわりについて、いちばん多い疑問が「いつから始まるの?」というものです。妊娠週数の数え方とあわせて整理していきますね。
一般的な開始時期(妊娠4〜6週頃から)
つわりが始まる時期は、一般的に妊娠4〜6週ごろ(生理予定日を1〜2週間過ぎたあたり)からと言われています。ちょうど「生理が遅れているな」「妊娠したかも」と気づき始めるころと重なります。早い方では妊娠4週ごろ(生理予定日前後)から胃のムカムカを感じる方もいれば、6〜7週ごろになってから始まる方、もっと遅い方もいます。
「思っていたより早いな」と感じた方もいるかもしれませんね。妊娠4週というと、まだ妊娠検査薬でうっすら陽性が出るかどうか、というごく初期です。その段階ですでに体は妊娠に向けて大きく変化しはじめているので、つわりのような不調が出ても不思議ではありません。逆に、開始が遅くても・始まらなくても、それが異常というわけではありませんので安心してくださいね。
妊娠週数の数え方(最終月経・排卵を起算点に)
「妊娠4週ってどう数えるの?」と迷う方も多いので、ここで整理しておきます。妊娠週数は、最後の生理(最終月経)が始まった日を「妊娠0週0日」として数えるのが基本です。つまり、実際に受精・着床が起こるのは妊娠2〜3週ごろで、生理予定日にあたるのが妊娠4週0日になります。
- 妊娠0〜3週:最終月経〜排卵・受精・着床が起こる時期
- 妊娠4週:生理予定日のころ。妊娠検査薬が反応しはじめる
- 妊娠5〜6週:つわりが始まる方が増えてくる。胎嚢(赤ちゃんの袋)が確認できることも
- 妊娠6〜8週:心拍が確認できることが多い時期
排卵日や基礎体温を記録していた方は、排卵日を起算点に「受精から○日」と考えるとより正確に時期を把握できます。高温期が続いていることも妊娠の可能性のサインのひとつです。妊活中から基礎体温や排卵日を記録していた方は、その記録がそのまま週数の目安になりますよ。
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妊娠超初期の吐き気との関係(生理前の不調との見分け)
「生理前にも吐き気があるけど、これってつわり?それともいつものPMS(月経前症候群)?」――この見分けは、本当に多くの方が悩むポイントです。生理予定日前後の吐き気・胃のムカムカは、妊娠している場合の「妊娠超初期症状」のこともあれば、生理前のホルモン変化によるPMSのこともあり、症状だけで確実に見分けるのは難しいのが正直なところです。
確実に妊娠かどうかを知るには、生理予定日から1週間後を目安に妊娠検査薬を使うのが基本になります。吐き気のほかに、高温期が続く・胸の張り・少量の出血(着床出血)・強い眠気などが重なる場合は、妊娠の可能性も考えてみてくださいね。妊娠超初期症状とつわりの切り分け、検査薬を使うベストタイミングについては、それぞれ詳しい記事を用意していますので、あわせて読んでみてください。
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つわりのピークはいつ?
つわりが始まると、次に気になるのが「いつがいちばんつらいの?」「このつらさ、まだ続くの?」というピークの時期ですよね。ゴールが見えると少し気持ちが楽になるので、目安を整理しておきます。
ピーク時期の目安(妊娠8〜11週頃が多い)
つわりのピークは、一般的に妊娠8〜11週ごろ(妊娠2〜3か月)に迎える方が多いとされています。これは、つわりに関係していると考えられているhCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)というホルモンの分泌が、ちょうどこの時期にピークを迎えることと重なります。「妊娠したばかりのころより、2〜3か月目のほうがつらかった」と振り返る方が多いのは、このためと説明されています。
つまり、つわりが始まってから2〜4週間ほどは、だんだんつらさが増していく時期と考えておくと、心の準備がしやすくなります。「今がいちばんしんどい山かもしれない」と思えると、不思議と少しだけ乗り越えやすくなるものです。ピークを過ぎれば、多くの場合は少しずつ落ち着いていきますので、どうかこの時期だけは無理をしないでくださいね。
個人差と「1人目・2人目」の違い(中立)
ただし、このピーク時期もあくまで「多くの方の目安」であって、すべての方に当てはまるわけではありません。妊娠6週ごろが山だった方もいれば、12週を過ぎてもなかなか落ち着かなかった方もいます。ピークの時期も重さも、本当に人それぞれなのです。
また、同じ人でも1人目と2人目でピークの出方が違うことはよくあります。「1人目は軽かったのに2人目はつらかった」「逆だった」という声、どちらもよく聞きます。2人目以降は上のお子さんのお世話をしながらのつわりになるので、つらさの感じ方が変わるという面もあるかもしれません。過去の自分や他人と比べず、今回のあなたのペースを大切にしてくださいね。
つわりはいつまで続く?終わる兆候
「このつらさ、いつまで続くの?」――つわりの真っただ中にいると、終わりが見えなくて不安になりますよね。落ち着く時期の目安と、終わりが近いサインを整理します。
落ち着く時期の目安(妊娠12〜16週頃が多い)
つわりは、一般的に妊娠12〜16週ごろ(妊娠4〜5か月、安定期に入るころ)に落ち着いていく方が多いとされています。妊娠中期に入って胎盤が完成してくると、ホルモンの分泌バランスが変わり、つわりも自然とやわらいでいくと説明されています。「安定期に入ったら少し楽になった」という声が多いのは、この時期の変化と重なるためです。
とはいえ、これもまた目安です。妊娠10週ごろにはすっかり楽になる方もいれば、20週近くまで続く方、出産まで何かしらの不調が残る方もいます。「16週を過ぎたのにまだつらい」と焦らなくて大丈夫。終わる時期にも大きな個人差があることを知っておくと、気持ちがぐっと楽になりますよ。
つわりが終わる兆候(徐々に・急に・個人差)
つわりの終わり方にもいくつかのパターンがあります。代表的なものを整理しておきますね。
- 徐々に楽になるタイプ:吐き気の回数が減る・においが気にならなくなる・食欲が戻ってくるなど、少しずつ変化していく。いちばん多いパターン
- 急に楽になるタイプ:「昨日まであんなにつらかったのに、今日は嘘みたいに平気」と、ある日突然軽くなる方もいる
- 波がありながら落ち着くタイプ:良い日と悪い日を繰り返しながら、全体としてだんだん落ち着いていく
「食べたいものが増えてきた」「朝のムカムカが軽くなった」「においが平気になった」――こうした変化は、つわりが終わりに近づいているサインのことが多いです。ただ、急に楽になると「赤ちゃんは大丈夫かな」と不安になる方もいます。つわりの軽減自体は自然な経過であることがほとんどですが、気になる症状があれば遠慮なく健診で相談してくださいね(この点はのちほど詳しくお話しします)。
つわりが明けて食欲が戻ってくると、その反動で一気に食べたくなることもあります。気持ちはとてもよくわかりますが、急にたくさん食べると胃腸がびっくりして、もたれや吐き気がぶり返すこともあるので、少しずつ量を戻していくのがおすすめです。安定期に入ると体重が増えやすくなる時期でもあるので、つわりが落ち着いたタイミングで、あらためて栄養バランスや体重管理を意識していくとよいですね。つわり中にとれなかった分は、これからゆっくり取り戻していけば大丈夫ですよ。
長引く場合・後期まで続く場合(後期つわりへ)
一方で、つわりが安定期を過ぎても続いたり、いったん落ち着いたのに妊娠後期になって再び胃のムカムカや吐き気が出てくる方もいます。後者は「後期つわり」と呼ばれることがあり、大きくなった子宮に胃が圧迫されることなどが関係していると考えられています。前半のつわりとは原因が異なるため、対処の考え方も少し変わってきます。後期つわりについては、妊娠高血圧症候群との見分けも含めて、このあとのセクションで詳しくお話ししますので、後期に不調が出てきた方はそちらを参考にしてくださいね。
つわりの種類と症状
「つわり=吐き気」というイメージが強いですが、実はつわりにはいくつかのタイプがあります。「これもつわりだったの?」と驚く方もいるので、代表的な種類を整理していきますね。複数のタイプが重なって出る方も多いです。
吐きづわり(吐き気・嘔吐)
もっとも一般的なのが「吐きづわり」です。吐き気が続く・実際に嘔吐してしまうタイプで、空腹時や朝に強く出やすい傾向があります。食べたものを戻してしまうと体力も気力も消耗しますし、「水を飲んでも吐いてしまう」という方もいます。後で詳しくお話ししますが、水分も摂れないほどの嘔吐が続く場合は、がまんせず産婦人科を受診してくださいね。脱水を防ぐことが何より大切です。
食べづわり(空腹で気持ち悪くなる)
「食べつわり」は、お腹が空くと気持ち悪くなり、何か食べていないと落ち着かないタイプです。空腹時に吐き気が強くなるため、つい食べ続けてしまい、体重が増えやすいという悩みにつながることもあります。対策としては、おにぎりやクラッカーなどを少量ずつこまめに食べる「少量頻回」が基本。枕元に軽くつまめるものを置いておくと、朝の気持ち悪さがやわらぐこともあります。体重管理が気になる場合は、低カロリーで満足感のあるものを選ぶと安心です。
よだれづわり(唾液が増える)
あまり知られていませんが、「よだれづわり(唾液過多)」というタイプもあります。唾液の量が異常に増え、飲み込むのもつらい状態で、常にティッシュやタオルが手放せないという方もいます。見た目にわかりにくく、周囲に理解されにくいつらさがありますが、これも立派なつわりのひとつ。こまめに唾液を吐き出す・ガムや飴で気を紛らわせる・水分をこまめに摂るなどで乗り切る方が多いです。出産後には自然に治まることがほとんどです。
においづわり(においに敏感になる)
「においづわり」は、特定のにおいで強い吐き気をもよおすタイプです。炊きたてのごはんのにおい、生ものや魚のにおい、洗剤や香水、夫やパートナーの体臭、自分の歯みがき粉のにおいまで――今まで平気だったにおいが急にダメになることがあります。妊娠中は嗅覚が敏感になると言われており、これも自然な変化です。換気をする・マスクをする・においの強い場所を避ける・冷たいものはにおいが立ちにくいので活用する、といった工夫で少し楽になります。
眠りづわり(強い眠気・だるさ)
「眠りづわり」は、日中でも耐えがたいほどの眠気やだるさに襲われるタイプです。妊娠を維持するために増えるプロゲステロン(黄体ホルモン)には眠気を誘う作用があるとされ、その影響と考えられています。「やる気が出ない自分が情けない」と落ち込む必要はまったくありません。これも体が妊娠を支えようとしている証拠。可能な範囲で休息をとり、無理をしないことがいちばんの対処です。
随伴症状(頭痛・だるさ・げっぷなど)
このほか、つわりの時期には頭痛・体のだるさ・胃もたれ・げっぷ・胸やけ・便秘・めまいなどの症状が一緒に出ることもあります。ホルモン変化や自律神経の乱れ、食事量の変化などが背景にあると考えられています。頭痛がつらいときは、暗く静かな場所で休む・水分を摂る・首肩を温めるなどで対処しますが、市販の頭痛薬を自己判断で飲むのは避け、産婦人科に相談してください。妊娠中に使える薬・避けたほうがよい薬があるためです。
つわりの原因・なりやすい人
「どうして私はこんなにつわりがつらいんだろう」「なりやすい人っているの?」と気になりますよね。中立な立場で、わかっていること・わかっていないことを整理します。
つわりの原因(hCG・ホルモン・体質など複数要因)
先にもお伝えしたとおり、つわりの原因はまだはっきりとは解明されていません。現在、関係していると考えられているのは次のような要因です。
- hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)の急増:分泌のピーク時期とつわりのピークが重なる
- エストロゲン・プロゲステロンの変化:消化管の動きや嗅覚・味覚に影響する
- 自律神経のバランスの乱れ:ホルモン変化に伴って起こる
- 消化管の運動の低下:胃腸の動きがゆっくりになり、胃もたれや吐き気につながる
- 精神的なストレスや体質:もともと乗り物酔いしやすい方は出やすいとも言われる
これらが単独ではなく複数重なって起こると考えられています。「原因がはっきりしない」と聞くと不安になるかもしれませんが、裏を返せばあなたの努力不足や心構えのせいではないということ。つわりは、体が一生懸命に妊娠を支えようとしている過程で起こる、自然な反応のひとつなのです。
なりやすい人の傾向(チェックリスト・ただし断定はできない)
「つわりがなりやすい人」として語られる傾向はいくつかありますが、あくまで一般的に言われている目安であり、当てはまっても必ずつわりが重くなるわけでも、当てはまらなくても軽いとは限りません。参考程度に見てくださいね。
- もともと乗り物酔い・胃腸が弱い傾向がある
- においに敏感なほうである
- ストレスをためやすい・完璧主義な傾向がある
- 多胎妊娠(双子など)である
- 過去の妊娠でつわりが重かった
繰り返しになりますが、これらは「傾向」であって「断定」ではありません。チェックが多くついても、実際にはほとんどつわりがなかったという方もたくさんいます。リストに一喜一憂しすぎず、「自分はどうかな」と心の準備をする程度に受け止めてもらえたらと思います。
双子・多胎妊娠との関係(中立)
双子などの多胎妊娠では、つわりが強く出やすい傾向があると言われています。これは、赤ちゃんが複数いることでhCGなどのホルモンの分泌量が多くなりやすいためと説明されています。ただし、これも個人差があり、「双子だからといって必ずつわりが重い」わけではありません。多胎妊娠は管理が大切になる妊娠でもあるので、つわりがつらいときは早めにかかりつけの産婦人科に相談し、医師と相談しながら過ごしていきましょう。

つらいときの対処・食べやすいもの
つわりは「これをすれば必ず治る」という特効薬があるわけではありませんが、少しでも楽に過ごすための工夫はたくさんあります。看護師時代に多くの妊婦さんが実践されていたものを中心に、無理なくできるセルフケアを紹介しますね。合うものは人それぞれなので、「これならできそう」と思うものから試してみてください。
少量頻回・こまめな水分補給
つわり対策の基本は、「一度にたくさん」ではなく「少しずつこまめに」です。空腹になると吐き気が強くなりやすいので、おにぎり・クラッカー・ビスケットなどを少量ずつ、回数を分けて食べるのがおすすめ。朝起きてすぐが特につらい方は、枕元に軽くつまめるものを置いておき、起き上がる前に少し口に入れると楽になることがあります。
そして何より大切なのが水分補給です。食べられなくても、水・麦茶・経口補水液・薄めたスポーツドリンクなどをこまめに摂って、脱水を防ぎましょう。冷たいものや炭酸水、氷をなめるのが楽という方も多いです。「固形物はムリでも、ゼリー飲料やスープなら口にできる」という方もいます。とにかく水分だけは絶やさないことを意識してくださいね。
食べやすいもの(さっぱり系・冷たいもの・つるんと系)
「つわり中に食べられたもの」は本当に人それぞれで、よく検索される話題でもあります。一般的に「食べやすい」と言われるものを挙げてみますね。あくまで一例なので、自分が「これなら受けつける」というものを大切にしてください。
- さっぱり系:トマト、きゅうり、柑橘類、酢の物、梅干し、ところてん
- 冷たいもの:冷たいうどん、そうめん、ゼリー、シャーベット、アイス、冷やしたフルーツ
- つるんと系:そうめん、うどん、お茶漬け、ヨーグルト、プリン、豆腐
- 炭酸・酸味:炭酸水、レモン水、グレープフルーツジュース
- 塩気のあるもの:おにぎり、塩せんべい、クラッカー、ポテト
つわりの時期は、「栄養バランスより、まず食べられるものを食べる」で大丈夫です。「赤ちゃんのために栄養を摂らなきゃ」と気負わなくても、この時期の赤ちゃんはまだ小さく、ママの蓄えから栄養をもらっています。食べられるものを食べ、水分をとることを最優先にしてください。つわりが落ち着いてから栄養バランスを整えれば十分間に合いますよ。妊娠中の食事や栄養の整え方は、つわりが落ち着いてきたら少しずつ意識していきましょう。
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つわり中の飲み物・水分の工夫
固形物が受けつけないときでも、飲み物だけは工夫してこまめに摂りたいもの。脱水を防ぐことが、つわりの時期にいちばん大切だからです。「水を飲むだけでも気持ち悪い」という方も多いので、楽に飲めるものを探してみてくださいね。一般的に飲みやすいと言われるものを挙げてみます。
- 冷たくしたもの:冷水、麦茶、炭酸水。冷やすとにおいが立ちにくく、のどごしもさっぱりする
- 酸味・柑橘系:レモン水、グレープフルーツジュース、薄めた100%果汁。さっぱりして飲みやすいという声が多い
- 経口補水液・スポーツドリンク:嘔吐が続いて水分・塩分が不足しがちなときに。甘すぎる場合は薄めて
- 温かいもの:白湯、薄いみそ汁やスープ、ノンカフェインのお茶。冷たいものが苦手な方や冷えが気になる方に
- ショウガ入りの飲み物:ジンジャーティーなど。すっきりして楽になるという声があるが、合う・合わないは個人差
一気に飲むと吐き気が強くなることがあるので、ひと口ずつ・少しずつがコツです。氷をなめる、製氷皿で凍らせた果汁をなめる、ストローで少しずつ飲む、といった工夫で楽になる方もいます。なお、コーヒー・紅茶・緑茶などのカフェインを多く含む飲み物は、妊娠中はとりすぎに注意が必要とされています。ノンカフェインやカフェインレスのものを選ぶと安心ですよ。
におい対策・生活の工夫
においづわりがある方は、においを避ける・弱める工夫が効果的です。炊きたてごはんのにおいがダメなら冷ましてから食べる・パックごはんを活用する、料理のにおいがつらいなら換気扇を回す・中食やデリバリーを頼る、外出時はマスクをする、などです。冷たい食べ物はにおいが立ちにくいので、においづわりの強い時期は冷製メニューが助けになります。我慢しすぎず、家族にも協力してもらいましょう。
生活面では、こまめに休む・睡眠をしっかりとる・体を締めつけない服装にする・気分転換に軽く外の空気を吸うといったことも、つわりをやわらげる助けになります。ツボ押し(内関というツボなど)やショウガを使った飲み物が楽になるという声もありますが、合う・合わないには個人差があります。「これでなきゃダメ」と気負わず、自分が少しでも楽になる方法を見つけていってくださいね。
無理をしない・周囲に頼る(気持ち悪くてつらいとき)
「気持ち悪くてつらい、助けて」――つわりの真っただ中で、そう叫びたくなる日もありますよね。その気持ち、痛いほどわかります。つわりの一番の対処は、実は「無理をしないこと」「周囲に頼ること」かもしれません。家事が完璧にできなくても、外食やお惣菜に頼っても、横になってばかりでも、まったく問題ありません。今は赤ちゃんとあなたの体を守ることが最優先の時期です。
パートナーや家族に「今こういう状態でつらい」と具体的に伝えて、できることを代わってもらいましょう。つわりは見た目にわかりにくく、つらさが伝わりにくいもの。「これくらいで弱音を吐いては」と自分を責めないでくださいね。つらいときに頼れることも、立派な力です。そして、水分も摂れない・体重が大きく減るといったときは、セルフケアだけで抱え込まず、産婦人科に頼ってください(次のセクションで詳しくお話しします)。
ちなみ(元看護師)
仕事との両立・母健連絡カード
働きながら妊娠初期を過ごす方にとって、つわりと仕事の両立は大きな悩みです。「満員電車がつらい」「においで吐きそう」「でも妊娠初期だから職場に言いづらい」――そんなときに知っておきたい制度があります。
母性健康管理指導事項連絡カード(母健連絡カード)とは
母性健康管理指導事項連絡カード(通称「母健連絡カード」)は、妊娠中・出産後の女性が、主治医から受けた指導内容を職場に正確に伝えるためのカードです。医師が「つわりがひどいので通勤時間の短縮が必要」「休業が必要」などと記入し、それを職場に提出することで、事業主はその内容に応じた措置を講じる必要があります。男女雇用機会均等法に基づいた仕組みで、つわりのつらさを「気のせい」で片づけられないための、心強い味方です。
「つわりくらいで」と思われそうで言い出しにくい、という方も多いですが、医師の指導という形であれば職場にも伝わりやすくなります。つわりがつらくて仕事に支障が出ているときは、まず健診で主治医に相談してみてくださいね。
参考 母健連絡カードについて厚生労働省(働く女性の心とからだの応援サイト)
休業・時短・通勤緩和などの措置(傷病手当にも触れて)
母健連絡カードや医師の指導に基づいて、職場で受けられる主な措置には次のようなものがあります。
- 通勤緩和:時差通勤・勤務時間の短縮など、混雑した通勤を避ける措置
- 休憩に関する措置:休憩時間の延長・回数の増加・横になれる場所の確保
- 作業の制限・休業:症状に応じた業務の軽減や、医師が必要と認めた場合の休業
また、つわりがひどく働けない状態が続いて会社を休んだ場合、健康保険に加入している方は傷病手当金の対象になることがあります。一定の条件を満たすと、休んだ期間の給与の一部が支給される制度です。条件や申請方法は加入している健康保険によって異なるため、勤務先の担当部署や健康保険組合に確認してみてください。「収入が心配で無理して働く」前に、使える制度がないか一度調べてみることをおすすめします。
職場への伝え方
妊娠初期はまだ安定期前で、職場に妊娠を伝えるかどうか迷う時期でもあります。ただ、つわりで業務に支障が出ている場合は、信頼できる上司や人事担当に早めに相談しておくほうが、結果的に働きやすくなることが多いです。伝えるときは「いつごろ出産予定か」「今どんな症状でつらいか」「どんな配慮があると助かるか」を具体的に話すと、職場も対応しやすくなります。母健連絡カードを使えば、口頭で説明しづらいことも医師の指導として伝えられます。あなたの体と赤ちゃんを守ることを、どうか最優先にしてくださいね。
つわりの重症化=妊娠悪阻の見極め(受診の目安)
つわりは多くの場合、つらくても自然に経過していきますが、なかには医療的なケアが必要なほど重症化することがあります。それが「妊娠悪阻(にんしんおそ)」です。煽るためではなく、「がまんしすぎず受診してほしい」という気持ちで、見極めのポイントをお伝えします。
妊娠悪阻とは(体重減少・脱水・点滴が必要な状態)
妊娠悪阻とは、つわりが重症化し、嘔吐を繰り返して食事も水分もほとんど摂れず、脱水や栄養障害、体重減少をきたした状態を指します。一般的なつわりとの境目に明確な線があるわけではなく、つわりが連続して重くなったものと考えられていますが、体重が妊娠前より5%以上減る・尿が出にくくなる・ぐったりして動けないといった状態は、医療的なケアが必要なサインです。入院して点滴で水分や栄養を補う治療が行われることもあります。
看護師時代にも、「つわりだから当たり前」とがまんを重ねた末に、脱水でぐったりして受診される妊婦さんがいらっしゃいました。妊娠悪阻は、適切にケアすれば多くの場合よくなっていくものです。「これはつわりの範囲を超えているかも」と感じたら、早めに産婦人科を受診することが、あなたと赤ちゃんを守ることにつながります。
受診の目安(水分も摂れない・体重が大きく減るとき)
次のような状態のときは、がまんせず産婦人科に相談・受診してください。
- 水分を摂ってもすぐ吐いてしまい、丸1日ほとんど水分が摂れない
- 1日に何度も激しく嘔吐する
- 体重が妊娠前より大きく減った(目安として5%以上)
- 尿の量が減った・色が濃い・トイレの回数が極端に減った
- 立ちくらみ・強い倦怠感でぐったりして動けない
- 吐いたものに血が混じる
「受診しても、結局どんなことをするの?」と不安な方のために、簡単に流れもお伝えしておきますね。妊娠悪阻で受診すると、まず脱水や栄養状態のチェック(尿検査・体重測定・血液検査など)が行われ、必要に応じて点滴で水分やビタミンを補う処置がとられます。症状が重い場合は数日入院して点滴を続けることもありますが、多くは適切なケアで少しずつ食べられるようになっていきます。「大げさかな」と思わず、つらいときは早めに頼ってくださいね。
つわりがつらいときの薬についても触れておきます。市販の吐き気止めや胃薬を自己判断で飲むのは避けてください。妊娠中に使える薬・避けたほうがよい薬があり、素人判断は危険だからです。一方で、産婦人科では症状に応じて、妊娠中でも使える吐き気止め(制吐薬)などが処方されることがあります。「薬に頼るなんて」とためらう必要はありません。つらいときは、自己判断ではなく医師に相談したうえで処方を受けるのが、安全で確実な方法です。
・市販の吐き気止め・胃薬・頭痛薬を自己判断で飲まない。妊娠中に使える薬は医師に相談を
・「つわりくらいで受診していいのかな」と遠慮しないでください。受診の目安に当てはまるなら、それは立派な受診理由です
後期つわりと妊娠高血圧症候群の見分け
妊娠後期になって、いったん落ち着いていた胃のムカムカや吐き気が再び出てくることがあります。これは「後期つわり」と呼ばれますが、注意したいのは、妊娠高血圧症候群などの病気のサインと見分けることです。中立に整理しますね。
後期つわりとは(大きくなった子宮による胃の圧迫)
後期つわりは、妊娠後期に大きくなった子宮が胃を押し上げて圧迫することで、胃もたれ・胸やけ・吐き気・げっぷなどが起こる状態です。妊娠初期のつわり(ホルモンが主な原因と考えられる)とは仕組みが異なり、物理的な圧迫が背景にあります。一度の食事量を減らして回数を分ける・食後すぐ横にならない・上半身を少し高くして休む・脂っこいものや刺激物を控える、といった工夫で楽になることが多いです。出産が近づき子宮が下がってくると、自然と軽くなることもあります。
妊娠高血圧症候群との見分け(吐き気+頭痛・むくみ・血圧上昇は受診を)
注意したいのは、妊娠後期の吐き気が妊娠高血圧症候群のサインのこともある、という点です。妊娠高血圧症候群は、妊娠中に血圧が高くなる状態で、進行すると母体にも赤ちゃんにも影響が及ぶことがあります。吐き気に加えて、強い頭痛・目がチカチカする・急なむくみ・体重の急増・みぞおちの痛みなどがある場合は、後期つわりと自己判断せず、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡してください。これらは妊娠高血圧症候群が重くなっているサインのことがあるためです。
後期の吐き気は「ただの後期つわり」のことも多いですが、「いつもと違う」「頭痛やむくみを伴う」ときは念のため受診――この線引きを覚えておいてくださいね。妊婦健診で血圧や尿をチェックするのは、こうした変化を早く見つけるためでもあります。健診はきちんと受けることが、何よりの安心につながります。
つわりがない・急になくなった不安への向き合い方
つわりについての悩みは「つらい」ばかりではありません。「つわりが全然ない」「あんなにつらかったつわりが急になくなった」――そんな不安を抱える方も、本当に多いのです。中立に、そして安心していただけるようにお伝えしますね。
つわりがない=異常ではない(中立)
まず大前提として、つわりがないこと自体は、決して異常ではありません。つわりの有無や程度は体質やホルモンの感受性の違いによるもので、赤ちゃんの健康状態や妊娠の正常さと直接結びつくものではないと考えられています。「つわりがないと赤ちゃんが育っていないのでは」と心配される方もいますが、つわりがなくても元気に妊娠経過をたどる方はたくさんいます。看護師時代にも、「最後までほとんどつわりがなかった」という妊婦さんは珍しくありませんでした。
むしろ、つわりがない・軽いというのは、食事や睡眠がとりやすく、妊娠初期を比較的穏やかに過ごせるという良い面もあります。「みんなつらそうなのに自分だけ平気で申し訳ない」と感じる方もいますが、その必要はまったくありません。穏やかに過ごせること自体が、あなたと赤ちゃんにとってありがたいことです。「つわりがないこと」に罪悪感や不安を感じず、どうか、ご自身の妊娠経過を安心して受け止めてくださいね。
つわりが急になくなった不安(増減で流産は判断できない)
「昨日まであんなにつらかったつわりが、急になくなった。赤ちゃんは大丈夫?」という不安も、とてもよく聞きます。結論からお伝えすると、つわりの増減だけで流産などを判断することはできません。つわりが急に軽くなるのは自然な経過であることがほとんどで、ピークを越えて落ち着いただけ、というケースが大多数です。つわりの強さには日によって波もあり、たまたま症状が軽い日が続いただけということもよくあります。
ただし、つわりの急な消失に加えて、不正出血・強い下腹部痛が伴う場合は、念のため産婦人科を受診して確認すると安心です。これは「つわりがなくなったから」ではなく、「出血や腹痛があるから」という理由での受診です。不安なときは、自己判断で抱え込まず、健診を待たずに相談してかまいません。心配な気持ちにふたをせず、医師に確認することで安心できることも多いですよ。
・つわりの増減だけで流産などを判断することはできません。急に軽くなるのは自然な経過のことがほとんどです
・ただし出血や強い腹痛を伴うときは、念のため受診を。不安なときは健診を待たず相談してかまいません
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ちなみの2児のつわり体験
ここで少しだけ、私自身の体験をお話しさせてください。妊娠・出産はすでに終えていますので、過去の振り返りとして読んでいただけたらと思います。
私自身、2人の妊娠でつわりを経験しました。そして実際に経験して痛感したのが、「つわりは本当に個人差が大きく、同じ自分でも妊娠ごとに違う」ということです。看護師として知識では分かっていたつもりでしたが、当事者になると、教科書どおりにいかない体の変化に戸惑うこともありました。
1人目と2人目では、つわりの出方も、つらかった症状も、落ち着いていく時期も、私の場合は同じではありませんでした。「前回がこうだったから今回もこうだろう」という予想が、良い意味でも大変な意味でも外れたのを覚えています。だからこそ、今つわりの最中にいるあなたにも、「ネットの情報や人の体験と違っても、それがあなたの自然な経過なんですよ」と伝えたいのです。つわりの始まる時期も重さも、人それぞれ・妊娠ごとにそれぞれ。比べる必要はまったくありません。
つらかった時期に支えになったのは、「食べられるものを食べて、水分をとって、無理せず休む」というシンプルな割り切りと、家族に頼ることでした。完璧な妊婦でいようとせず、「今はこういう時期」と受け止めたことで、少し気持ちが楽になったのを覚えています。看護師時代に出会った妊婦さんたちも、つわりの形はさまざまでしたが、自分のペースを大切にされた方ほど、穏やかにこの時期を越えていかれた印象があります。今がつらい方も、どうか自分を責めず、頼れるものに頼って過ごしてくださいね。
ちなみ(元看護師)
まとめ|つわりは「個人差が大きい」が大前提
つわりは、妊娠初期に多くの方が経験する自然な体の変化ですが、始まる時期も・ピークも・続く期間も・つらさも、本当に人それぞれです。最後に、この記事のポイントを整理しておきますね。
- つわりは一般的に妊娠4〜6週ごろから始まり、8〜11週ごろにピーク、12〜16週ごろに落ち着く方が多い(あくまで目安)
- 始まる時期・重さ・続く期間には極めて大きな個人差がある。人と比べないことが何より大切
- つわりには吐きづわり・食べづわり・よだれづわり・においづわり・眠りづわりなど複数のタイプがある
- 原因はhCGなどのホルモン変化や複数の要因が関係すると考えられているが、はっきりとは解明されていない
- 対処の基本は「少量頻回・こまめな水分・無理をしない・周囲に頼る」。食べられるものを食べれば十分
- 働く方は母健連絡カードを活用できる。つわりがつらいときは職場の制度を頼ってよい
- 水分も摂れない・体重が大きく減る・ぐったりするときは、がまんせず受診を(妊娠悪阻)
- つわりがない・急になくなったことは異常ではない。増減だけで流産は判断できない。出血や腹痛を伴うときは受診を
つわりの時期は、心も体もゆれやすく、不安になりやすいものです。でも、どうか覚えておいてください。つわりのつらさは、あなたが頑張っている証。そして、つらいときに頼ることは、決して弱さではありません。食べられるものを食べ、水分をとり、無理せず周りに頼りながら、あなたとあなたの赤ちゃんのペースで、この時期を越えていってくださいね。つらさには必ず終わりがきます。心から応援しています。
妊娠初期は、つわりと前後して出血を経験する方もいます。「つわりと出血が一緒に来て不安」というとき、出血の色・量の見分けの目安や、心配しすぎなくてよい出血・すぐ受診したい出血の目安を、元看護師ちなみが中立にまとめた記事もあわせてご覧ください。
妊娠初期の出血は流産のサイン?色・量・生理のような出血の見分け方を元看護師ちなみが解説
妊娠初期は、つわりと前後してお腹の痛みや張りを感じる方もいます。「つわりと腹痛が一緒に来て不安」というとき、心配しすぎなくてよい痛み・すぐ受診したい痛みの目安や、痛みの質・部位ごとの見方を、元看護師ちなみが中立にまとめた記事もあわせてご覧ください。
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つわりがいつから始まり、いつごろ落ち着くのかという時系列のお話をしてきましたが、「実際につらいなか、何を食べればいいの?」「食べられないときはどう乗り切る?」という食べ物・食べやすいものの具体策については、別の記事で詳しくまとめています。食べづわり・吐きづわりなどタイプ別の乗り切り方や、水分が最優先という大前提まで、元看護師ちなみが中立に整理していますので、あわせてご覧ください。
つわり中の食べ物は何がいい?食べやすいもの・先輩ママが食べれたものを元看護師ちなみが解説
つわりが少し落ち着いてくると、今度は「妊娠中に食べてはいけないものは?」という食べ物の不安が出てくる方も多いです。お刺身・チーズ・コーヒー・レバーなど、避けたい食べ物をリスクの理由で整理し、「一度口にした=異常ではない・多くは量と頻度の問題」を大前提に中立にまとめた記事もあわせてどうぞ。
妊娠中に食べてはいけないものは?避けたい食べ物の一覧と理由を元看護師ちなみが解説
つわりの時期が過ぎたら、今度は妊娠中の食事全体を見直すタイミングです。「積極的に食べたい食材は何か」「何の栄養素を意識すればいい?」という疑問を、葉酸・鉄・DHA・タンパク質・カルシウムを中心に元看護師ちなみが栄養素別にまとめた記事もあわせてどうぞ。
つわりがある妊娠初期は、同時に貧血が進みやすい時期でもあります。鉄欠乏性貧血の症状・処方鉄剤とのつき合い方・食事対策を元看護師ちなみが詳しく解説した記事もあわせてご参考ください。
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つわりの時期は葉酸サプリが飲みにくくなる方も多いです。妊娠初期の葉酸摂取がいつまで特に重要か・飲めない日が続いても体の貯蔵量がすぐ枯渇しない理由・つわり中でも続けやすい工夫を元看護師ちなみがまとめた記事もご覧ください。
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よくある質問
Qつわりはいつから始まりますか?
A.一般的に妊娠4〜6週ごろ(生理予定日を1〜2週間過ぎたあたり)から始まる方が多いとされています。早い方では妊娠4週ごろから、遅い方では6〜7週ごろから始まることもあり、始まる時期には大きな個人差があります。開始が遅くても、まったく始まらなくても、それ自体が異常というわけではありませんので、安心してくださいね。
Qつわりのピークはいつですか?
A.つわりのピークは、一般的に妊娠8〜11週ごろ(妊娠2〜3か月)を迎える方が多いとされています。つわりに関係していると考えられるhCGというホルモンの分泌がこの時期にピークを迎えることと重なります。ただし、ピークの時期や重さも人それぞれで、もっと早い方・遅い方もいます。
Qつわりはいつまで続きますか?
A.一般的に妊娠12〜16週ごろ(安定期に入るころ)に落ち着いていく方が多いとされています。胎盤が完成してホルモンバランスが変わることが関係していると説明されています。ただし、もっと早く楽になる方も、20週近くまで続く方もいます。「16週を過ぎてもつらい」と焦らず、ご自身のペースで大丈夫です。
Qつわりが全然ないのですが、異常でしょうか?
A.つわりがないこと自体は、異常ではありません。つわりの有無や程度は体質やホルモンの感受性の違いによるもので、赤ちゃんの健康状態や妊娠の正常さと直接結びつくものではないと考えられています。つわりがなくても元気に妊娠経過をたどる方はたくさんいます。心配な症状(出血や強い腹痛など)がなければ、安心して経過を見守ってくださいね。
Qつわりがつらいとき、市販の薬を飲んでもいいですか?
A.市販の吐き気止めや胃薬、頭痛薬を自己判断で飲むのは避けてください。妊娠中に使える薬・避けたほうがよい薬があるためです。一方で、産婦人科では症状に応じて、妊娠中でも使える吐き気止め(制吐薬)などが処方されることがあります。つらいときは我慢せず、自己判断ではなく医師に相談したうえで処方を受けるのが、安全で確実な方法です。
Q後期つわりと妊娠高血圧症候群は、どう見分ければいいですか?
A.後期つわりは、大きくなった子宮が胃を圧迫することで起こる胃もたれや吐き気で、多くは自然な経過です。一方、吐き気に加えて強い頭痛・目のチカチカ・急なむくみ・体重の急増・みぞおちの痛みがある場合は、妊娠高血圧症候群のサインのことがあります。これらを伴うときは後期つわりと自己判断せず、すぐにかかりつけの産婦人科に連絡してください。
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