授乳が終わってほっとしたとたん、「ヒック、ヒック」。小さな体がそのたびにピクッと揺れて、なかなか止まらない。新生児のしゃっくりは、初めての育児で多くの人がドキッとする場面のひとつです。「苦しくないの?」「止めてあげたほうがいい?」「こんなに多いのは何かの病気?」——そう思って検索している人も多いはずです。
先に結論をお伝えすると、赤ちゃんのしゃっくりは、ほとんどの場合は心配のいらない生理現象です。米国小児科学会(AAP)は保護者向けの解説で、「たいていは赤ちゃん本人より親のほうが気にしている」と書いています。浜松市の子育て情報サイトでも、保健師が「まずは自然に治るのを待ちましょう」と答えています。
ただし、止めようとしてやりがちな方法の中には、赤ちゃんにはやってはいけないものがあります。大人のしゃっくり止めの感覚で驚かせたり、うつぶせにしたり、はちみつを使ったりするのは逆効果どころか危険です。
この記事では、元看護師で2児の母である私「ちなみ」が、赤ちゃんのしゃっくりが多い理由、ほっといていいのか、寝かせたままでいいのか、止めたいときにできること・やってはいけないこと、受診の目安を、米国小児科学会・浜松市・こども家庭庁・厚生労働省の公表内容をもとに整理します。
赤ちゃんのしゃっくりは、ほとんど心配いりません
米国小児科学会(AAP)の保護者向けサイトには、しゃっくりについてこう書かれています。
Most babies hiccup from time to time. Usually this bothers parents more than the infant.
米国小児科学会「Baby Burping, Hiccups & Spit-Up」より(日本語は筆者訳)
(ほとんどの赤ちゃんは、ときどきしゃっくりをします。たいていは、赤ちゃん本人より親のほうが気にしているものです)
大人がしゃっくりをすると、胸がつかえるような不快感がありますよね。だからこそ「赤ちゃんも苦しいのでは」と心配になります。でも、しゃっくりをしながらすやすや眠っていたり、機嫌よく手足を動かしていたりする赤ちゃんも多いはずです。赤ちゃんがいつもどおりの様子なら、しゃっくりそのものを心配する必要はありません。
しゃっくりは「横隔膜のけいれん」
しゃっくりは、胸とおなかを仕切っている横隔膜(おうかくまく)という筋肉が、けいれんするように縮むことで起こります。縮んだ瞬間に息が勢いよく吸い込まれ、声帯のあたりが閉じるので「ヒック」と音が出るのです。
浜松市の子育て情報サイト「ぴっぴ」で保健師は、赤ちゃんは体のさまざまな器官が未熟で、横隔膜も同じ。筋肉も十分に発達していないので、ささいな刺激でもすぐにけいれんを起こすことがあると説明しています。赤ちゃんが大人よりしゃっくりが多いと言われるのは、そのためです。
しゃっくりは、おなかの中にいたころから始まっている
妊娠中、おなかの中で規則的に「ピクッ、ピクッ」と動く胎動を感じた人もいるかもしれません。あれは赤ちゃんのしゃっくりだと言われています。英国ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究チームは、しゃっくりは妊娠9週という早い時期から始まると紹介しています。
同じチームは2019年、新生児13人の脳波を調べ、しゃっくりのたびに赤ちゃんの脳に大きな反応が起きていることを報告しました。研究者は、しゃっくりが赤ちゃんの脳が呼吸の筋肉の動きを感じ取り、やがて自分で呼吸をコントロールできるようになるための学習に役立っているのかもしれないと考えています。早産で生まれた赤ちゃんでは、1日に約15分(起きている・寝ている時間全体の約1%)をしゃっくりに費やしているという推計も紹介されています。
まだ研究段階の仮説ではありますが、赤ちゃんにとってしゃっくりは「よくあること」で、成長の過程の一部かもしれない——そう知っておくだけでも、ヒックヒックを見守る気持ちが少し楽になります。
胎動はいつから?どんな感じ・激しいときや少ないときの受診目安まで元看護師が解説

新生児のしゃっくりが多い原因
横隔膜が未熟な赤ちゃんは、ちょっとした刺激でしゃっくりが出ます。浜松市の保健師の解説をもとに、よくあるきっかけを整理します。
- 授乳中・授乳後:まだ飲む量を自分で調整できず、上手に飲めないため、母乳やミルクと一緒に空気を飲み込みやすい
- 急におなかがいっぱいになる:ふくらんだ胃が横隔膜を刺激する
- 体が冷える:ぬれたおむつで下半身が冷えて体が縮こまると、横隔膜が刺激されて出やすくなる
授乳のあとに多いのは「空気」と「満腹」
「授乳後に毎回しゃっくりが出る」という相談はとても多いです。これは、飲み込んだ空気やいっぱいになった胃が横隔膜を押し上げるため。米国小児科学会は、空気を飲み込むことは母乳でもミルクでも起こるが、哺乳びんのほうが多いとしています。授乳のたびにしゃっくりが出ても、飲み方が悪いわけでも、病気のサインでもありません。
「飲ませすぎ」を心配しすぎなくていい
しゃっくりが多いと「ミルクをあげすぎているのかな」と不安になるかもしれません。でも、しゃっくりの回数だけで飲ませすぎかどうかは判断できません。量が適切かどうかは、体重がきちんと増えているかで見るのが基本です。ミルクの量の目安と「足りているか」の見分け方は、こちらにまとめています。
ミルクの量の目安は?新生児からの月齢別・体重別一覧と「足りているか」の見分け方を元看護師が解説
赤ちゃんのしゃっくりの止め方|まずは「待つ」でいい
浜松市の保健師の答えは、とてもシンプルです。しゃっくりが出たら、まずは室温を確認し、赤ちゃんの様子を見ながら自然に治るのを待つ。それでも続くようなら、次のような方法を試してみましょう。
- げっぷをさせる:飲み込んだ空気を出してあげる
- 体を温める:室温を確認し、おくるみやブランケットで冷えを防ぐ
- おむつを替える:ぬれたおむつの冷えが刺激になっていることがある
- 背中を軽くさする:やさしく、ゆっくり
授乳中にしゃっくりが始まったら
米国小児科学会は、授乳中にしゃっくりが出たときの対応を具体的に書いています。
- 抱き方(姿勢)を変える、げっぷを促す、リラックスさせる
- しゃっくりがおさまるまで、授乳はいったん中断する
- 5〜10分たっても止まらなければ、数分だけ授乳を再開してみる。たいていはこれで止まる
「母乳やミルクを少し飲ませると止まる」というのは、昔から言われてきた方法でもあります。ただし、無理に飲ませるのではなく、赤ちゃんが飲みたがるようなら少しだけ、という気持ちで十分です。
止まらなくても、焦らなくて大丈夫
どの方法も、「必ず止まる」ものではありません。試してみて止まらなければ、そのまま様子を見ていて大丈夫です。赤ちゃんが泣いたりぐずったりせず、いつもどおりなら、しゃっくりはいずれ自然におさまります。
私自身、上の子が新生児のころは、しゃっくりのたびに抱っこしたりさすったりしていました。でもあるとき、しゃっくりをしながら気持ちよさそうに寝入っていく姿を見て、「この子は平気なんだ」と気づいたんです。止めることより、いつもの様子かどうかを見ること。それで十分です。
参考 赤ちゃんのしゃっくりは、どうすれば止まるの?|はますくQ&A浜松市子育て情報サイト ぴっぴ

赤ちゃんのしゃっくりで、やってはいけないこと
大人のしゃっくりには「驚かせる」「水を一気に飲む」など、いろいろな民間療法があります。でも、赤ちゃんには大人と同じ方法を使ってはいけません。浜松市の保健師は、やってはいけない対処法として次の3つを挙げています。
- 急に驚かせる、くしゃみをさせる
- 水をたくさん飲ませる
- うつぶせに寝かせる
驚かせる・くしゃみをさせる
大きな音を立てたり、鼻をくすぐってくしゃみをさせたりするのは、赤ちゃんを怖がらせ、泣かせてしまうだけです。泣くと空気をさらに飲み込み、かえってしゃっくりが続くこともあります。
水や白湯をたくさん飲ませる
小さな赤ちゃんの胃はとても小さく、水分で胃がいっぱいになると、母乳やミルクを飲む量が減ってしまいます。しゃっくりを止める目的で、水や白湯をたくさん飲ませる必要はありません。
うつぶせにする
しゃっくりを止めようとして、うつぶせに寝かせるのは避けてください。こども家庭庁は、1歳になるまでは寝かせるときはあおむけにと呼びかけています。乳幼児突然死症候群(SIDS)は、あおむけに寝かせたほうが発症率が低いことが研究でわかっており、睡眠中の窒息事故を防ぐうえでも有効とされています。
はちみつ・はちみつ入りの飲み物は、1歳まで絶対にNG
大人のしゃっくり止めとして「はちみつをなめる」という方法が紹介されていることがあります。でも、これは赤ちゃんには絶対に使ってはいけません。厚生労働省は、1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると「乳児ボツリヌス症」にかかることがあるとして、はちみつやはちみつ入りの飲料・お菓子を与えないよう呼びかけています。ボツリヌス菌は熱に強く、通常の加熱や調理では死なないため、お湯に溶かしても安全にはなりません。
寝ているときのしゃっくりは?寝かせたままでいい?
「新生児 しゃっくり 寝かせたまま」で検索する人が多いように、寝ている最中や寝かしつけのタイミングでしゃっくりが始まると、抱き上げるべきか迷いますよね。
答えは、赤ちゃんが眠っていて、いつもどおりの様子なら、あおむけに寝かせたままでかまいません。しゃっくりを止めるために、わざわざ起こす必要はありません。せっかく寝ついたのに抱き上げて起こしてしまうほうが、赤ちゃんにもママ・パパにも負担になります。
- あおむけのまま見守る。しゃっくりを止める目的で体勢を横向きやうつぶせに変えない
- 室温とおむつのぬれを確認する。冷えていれば掛けものを調整
- 顔のまわりにやわらかい寝具やタオル、ぬいぐるみがないかを確認
- 授乳直後ですぐに寝てしまったときは、可能ならげっぷをさせてから寝かせる
なお、米国小児科学会は、吐き戻しが多い赤ちゃんでも寝かせるのはあおむけで、マットレスは平らなまま(頭側を高くしない)がいちばんだとしています。しゃっくりや吐き戻しが気になっても、寝かせ方の安全ルールは変わりません。
参考 赤ちゃんが安全に眠れるように ~1歳未満の赤ちゃんを育てるみなさまへ~こども家庭庁
新生児が寝ないのはなぜ?夜寝ない理由と寝かしつけのコツ、ほっとくときの安全ルールを元看護師が解説
授乳のしゃっくりを減らすコツ
しゃっくり自体は心配いらなくても、授乳のたびに中断されるのは大変です。米国小児科学会の解説から、授乳中のしゃっくりを減らす工夫を紹介します。
泣いて欲しがる前に、落ち着いているうちに飲ませる
米国小児科学会は、しゃっくりが多い赤ちゃんは、落ち着いているときに、ひどくおなかがすく前に授乳すると、授乳中のしゃっくりが起こりにくくなるとしています。泣きながら必死に飲むと、そのぶん空気を飲み込みやすくなるからです。
同じ理由で、授乳中に赤ちゃんがぐずり出したら、泣きながら飲ませ続けるより、いったん授乳を止めて落ち着かせるほうがいいとされています。ぐずりながら飲み続けると、さらに空気を飲み込み、不快感や吐き戻しにつながるためです。
げっぷは「途中」でもさせる
- ミルク(哺乳びん):60〜90mlごとにげっぷ
- 母乳:左右のおっぱいを替えるときにげっぷ。母乳の赤ちゃんの中には空気をあまり飲み込まず、げっぷがいらない子もいる
- 数分たっても出なければ、気にせず授乳を続けてOK。毎回げっぷが出る赤ちゃんはいない
- 飲み終わったらもう一度げっぷをさせ、10〜15分ほど縦抱きにしておくと吐き戻しにくい
途中で手を止めてげっぷをさせると、その小休止と姿勢の変化だけで、ごくごく一気に飲むのがゆっくりになり、飲み込む空気も減ると米国小児科学会は説明しています。
げっぷのさせ方は3通り
げっぷが出にくいときは、抱き方を変えてみましょう。米国小児科学会は、次の3つの方法を紹介しています。
- 肩にもたせかける:赤ちゃんを縦に抱き、頭をママ・パパの肩にのせて頭と背中を支え、もう片方の手で背中をやさしくトントン
- ひざに座らせる:片手で赤ちゃんの胸と頭を支えて座らせ、もう片方の手で背中をトントン
- ひざにうつぶせにのせる:頭が胸より高くなるように支え、背中をトントンするか、手のひらで円を描くようにさする(げっぷのあいだだけ。寝かせるときはあおむけに)
参考 Baby Burping, Hiccups & Spit-Up米国小児科学会(HealthyChildren.org)
しゃっくりと一緒に吐き戻すときは
授乳後のしゃっくりと同じタイミングで、口からタラッと母乳やミルクが出てくることもあります。しゃっくりも吐き戻しも、飲み込んだ空気やいっぱいになった胃が関係しているので、一緒に起こりやすいのです。
米国小児科学会は、吐き戻しについて赤ちゃんの時期にはよくあることで、たいていは心配いらないとしています。胃に入りきらない量を飲んだときや、げっぷやよだれと一緒に出ることがあり、眠っているあいだに起きても、むせたり、苦しんだり、危険につながったりすることはほとんどないと説明しています。
吐き戻しを減らすには、しゃっくり対策と同じく、落ち着いているうちに授乳する・途中でげっぷをはさむ・飲み終わったら10〜15分ほど縦抱きにするのが基本です。一方で、噴水のように勢いよく吐く、何度も吐く、吐いたものに血や緑色のものが混じる、吐いたあとぐったりしている、体重が増えないといったときは、ただの吐き戻しではない可能性があるので、早めに小児科を受診してください。

しゃっくりが多い・止まらないとき、受診の目安は?
浜松市の保健師は、赤ちゃんのしゃっくりは生理現象のため、ほとんどの場合は問題のないものとしたうえで、次のような場合は小児科で相談するよう答えています。
- しゃっくりが2〜3時間以上続く
- 元気がなく、ぐったりしている
- 熱があり、呼吸が荒い
- よだれがたくさん出る、飲んだものを吐くなど、苦しそうな様子がある
ポイントは、「しゃっくりの回数」ではなく「しゃっくり以外の様子」を見ることです。1日に何度しゃっくりが出ても、そのつど自然におさまり、よく飲み、よく眠り、機嫌がよく、体重も増えているなら、多くは心配いりません。
反対に、しゃっくりに加えて授乳のたびにひどく泣いて反り返る、飲む量が減っている、吐く量が多くて体重が増えないといった様子があるときは、しゃっくり以外の原因が隠れていないか、小児科で相談してみてください。熱があるときの見方は、こちらの記事が参考になります。
赤ちゃんの熱は何度から?38度の対処法と受診の目安、救急車を呼ぶサインを元看護師が解説
しゃっくりは何か月まで続く?
「しゃっくりはいつまで続くの?」という疑問には、決まった月齢の答えはありません。しゃっくりの出やすさは、横隔膜などの体のしくみが未熟なことと関係しているため、体の成長とともに少しずつ落ち着いていくと考えられています。ただ、大人でもしゃっくりは出るように、何か月になったらゼロになる、というものではありません。月齢にかかわらず、上の受診の目安に当てはまらなければ、様子を見ていて大丈夫です。
参考 小児救急電話相談 #8000|こどもの救急(ONLINE-QQ)日本小児科学会
まとめ|止めることより「いつもの様子か」を見る
要点を整理します。
- 赤ちゃんのしゃっくりは横隔膜のけいれん。横隔膜が未熟なので、大人よりずっと出やすい
- 米国小児科学会いわく、たいていは赤ちゃん本人より親のほうが気にしている
- きっかけは授乳で飲み込んだ空気・急な満腹・体の冷えが多い
- まずは室温を確認して自然に治るのを待つ。続くならげっぷ・温める・おむつ替え・背中をさする
- 授乳中ならいったん中断。5〜10分止まらなければ数分だけ授乳を再開すると止まることが多い
- 驚かせる・くしゃみをさせる・水をたくさん飲ませる・うつぶせにするはNG。はちみつは1歳まで絶対NG
- 寝ているときはあおむけに寝かせたままでいい。起こさなくていい
- 2〜3時間以上続く・ぐったり・熱と荒い呼吸・よだれや嘔吐で苦しそうなら小児科へ
赤ちゃんのしゃっくりは、見ている側がつい「なんとかしてあげたい」と思ってしまうものです。でも、赤ちゃんはおなかの中にいたころから、ずっとしゃっくりをしてきました。いつもどおりに飲んで、眠って、機嫌がいいなら、それがいちばんの安心材料です。
今日できるいちばん小さな一歩は、次の授乳で、赤ちゃんが泣き出す前に飲ませてみること。そして途中で一度げっぷをはさんでみてください。しゃっくりの回数が少し変わるかもしれません。
Q新生児のしゃっくりはほっといても大丈夫ですか?
A.赤ちゃんがいつもどおりの様子なら、ほっといて大丈夫です。しゃっくりは横隔膜のけいれんで、横隔膜が未熟な赤ちゃんには大人よりずっと多く起こる生理現象です。米国小児科学会は、たいていは赤ちゃん本人より親のほうが気にしていると説明しています。ただし、2〜3時間以上続く、ぐったりしている、熱があって呼吸が荒い、よだれが多い・吐くなど苦しそうなときは小児科を受診してください。
Q寝ているときにしゃっくりが出たら、寝かせたままでいいですか?
A.いつもどおりの様子なら、あおむけに寝かせたままでかまいません。しゃっくりを止めるためにわざわざ起こす必要はありません。うつぶせにするのは避けてください。こども家庭庁は、1歳になるまでは寝かせるときはあおむけにするよう呼びかけています。室温やおむつのぬれ、顔のまわりにやわらかい寝具がないかも確認しましょう。
Q赤ちゃんのしゃっくりを早く止める方法はありますか?
A.必ず止まる方法はありませんが、げっぷをさせる、体を温める、おむつを替える、背中を軽くさするといった方法を試せます。授乳中のしゃっくりなら、米国小児科学会は抱き方を変える、げっぷを促すなどして授乳をいったん中断し、5〜10分たっても止まらなければ数分だけ授乳を再開するとたいてい止まるとしています。
Q授乳後に毎回しゃっくりが出るのは、飲ませすぎですか?
A.授乳後のしゃっくりは、母乳やミルクと一緒に飲み込んだ空気や、急にいっぱいになった胃が横隔膜を刺激して起こるもので、それだけで飲ませすぎとは言えません。飲む量が適切かどうかは、体重が順調に増えているかで判断するのが基本です。落ち着いているうちに授乳を始め、途中でげっぷをはさむと、しゃっくりが起こりにくくなります。
Qしゃっくりを止めるために、はちみつや砂糖水をあげてもいいですか?
A.はちみつは1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えないでください。厚生労働省は、1歳未満の赤ちゃんがはちみつを食べると乳児ボツリヌス症にかかることがあり、ボツリヌス菌は通常の加熱や調理では死なないとしています。大人向けのしゃっくり止めを赤ちゃんに使う必要はなく、水や白湯をたくさん飲ませることも避けましょう。
Q赤ちゃんのしゃっくりは何か月まで続きますか?
A.決まった月齢の答えはありません。しゃっくりの出やすさは横隔膜などの体のしくみが未熟なことと関係しており、成長とともに少しずつ落ち着いていくと考えられていますが、大人でもしゃっくりは出るため、ゼロになるわけではありません。受診の目安に当てはまらなければ、月齢にかかわらず様子を見ていて大丈夫です。
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