「缶に書いてある量まで、どうしても飲んでくれない」——ミルクや混合で育てていると、ここでつまずく方がとても多いです。目安量は140mlなのに、うちの子は100mlで口を離してしまう。足りていないのではないか、このままで大丈夫なのか。
先に、いちばん大事なことを書いておきます。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」は、育児用ミルクについてこう書いています。
「授乳量は、子どもによって異なるので、回数よりも1日に飲む量を中心に考えるようにする。そのため、育児用ミルクの授乳では、1日の目安量に達しなくても子どもが元気で、体重が増えているならば心配はない」
缶の目安量に届かなくていい、と国のガイドラインがはっきり書いているのです。見るべきなのは飲んだ量ではなく、体重が増えているかどうか。この記事では、元看護師で2児の母である私「ちなみ」が、月齢別・体重別の目安量、足りているかの見分け方、そして調乳で絶対に外せない安全のルールを順番に整理します。
結論|見るのは「飲んだ量」ではなく「増えた体重」
目安量は、達しなくてもかまいません
冒頭に引用したとおりです。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」は、育児用ミルクの支援のポイントとして「1日の目安量に達しなくても子どもが元気で、体重が増えているならば心配はない」と明記しています。
缶に書いてある数字は、たくさんの赤ちゃんの平均から作られた目安です。目の前の赤ちゃんが、その平均どおりに飲まなければならない理由はどこにもありません。
同じガイドは、もうひとつ大事なことも書いています。「授乳量は、子どもによって異なるので、回数よりも1日に飲む量を中心に考えるようにする」。1回ごとの量に一喜一憂せず、1日のトータルで見るということです。
ちなみ(元看護師)
判断のものさしは3つだけ
では何を見ればいいのか。ガイドは「乳幼児身体発育曲線を用い、これまでの発育経過を踏まえるとともに、授乳回数や授乳量、排尿排便の回数や機嫌等の子どもの状況に応じた支援を行うことが重要である」としています。
読者の方が家でできる形に置き換えると、次の3つになります。
- 体重が増えているか(母子健康手帳の成長曲線のカーブに沿っているか)
- おしっこ・うんちが出ているか
- 機嫌がいいか、目覚めているときに活気があるか
この3つが満たされていれば、飲んだ量が目安より少なくても大丈夫です。逆にこの3つのどれかが崩れているなら、量が目安どおりでも相談する価値があります。
参考 授乳や離乳について(授乳・離乳の支援ガイド)こども家庭庁

月齢別・体重別のミルク量の目安
とはいえ「まったく目安がないと不安」というのが正直なところだと思います。ここからは具体的な数字を出していきます。
月齢別のおおまかな目安
完全ミルクの場合の目安量として、雪印メグミルクが公表している数字を挙げます。
| 月齢 | 1回あたりの目安量 | 1日の回数 | 1日の合計(目安) |
|---|---|---|---|
| 生後2週間〜1か月 | 120ml | 6回 | 720ml |
| 1〜2か月 | 140ml | 6回 | 840ml |
| 2〜3か月 | 160ml | 6回 | 960ml |
| 3〜4か月 | 200ml | 5回 | 1,000ml |
ここで注意していただきたいのが、この数字はメーカーによって幅があるということです。いちばん確実なのは、いま使っている缶の表示を見ること。ネットの数字より、手元の缶が優先です。
新生児期は「体重1kgあたり1日150ml」で考える
生後2週間より前の時期は、月齢の表に当てはめにくいところです。この時期は体重から逆算するほうが、その子に合った量に近づきます。
雪印メグミルクが示している考え方が「母乳とミルクを合わせて1日150ml/kg体重(120〜180ml/kg体重)を目安に、1回200mlを超えないようにする」というものです。体重3,000gの赤ちゃんなら、1日450mlが真ん中あたり、という計算になります。
この式で計算した早見表を作りました。いちばん右の2列が、1回あたりの量のおおよその見当です。
| 体重 | 1日の目安(150ml/kg) | 幅(120〜180ml/kg) | 1日7回なら1回 | 1日8回なら1回 |
|---|---|---|---|---|
| 2,500g | 375ml | 300〜450ml | 約54ml | 約47ml |
| 3,000g | 450ml | 360〜540ml | 約64ml | 約56ml |
| 3,500g | 525ml | 420〜630ml | 約75ml | 約66ml |
| 4,000g | 600ml | 480〜720ml | 約86ml | 約75ml |
| 4,500g | 675ml | 540〜810ml | 約96ml | 約84ml |
| 5,000g | 750ml | 600〜900ml | 約107ml | 約94ml |
| 6,000g | 900ml | 720〜1,080ml | 約129ml | 約112ml |
| 7,000g | 1,050ml | 840〜1,260ml | 約150ml | 約131ml |
月齢の表と体重の表を見比べると、だいたい近い数字になるのがわかると思います。どちらか片方で計算して、もう片方で答え合わせをするくらいの使い方がちょうどいいです。
混合の場合|足す量はどう決める?
混合育児でいちばん難しいのが、ここです。母乳をどれだけ飲んだかが目で見てわからないので、足す量の決めようがない。
基本の考え方は「まず母乳を飲みたいだけ飲ませて、足りない分をミルクで補う」です。そのうえで、足す量の決め方には2つのやり方があります。
- 目安量から引く……月齢の目安量を基準にして、母乳のあとに足りなさそうな分を足す。最初は20〜40mlなど少なめから始めて、飲みきるようなら増やす
- 授乳前後の体重で測る……授乳の前後で赤ちゃんの体重を量り、その差が飲んだ母乳の量。たとえば差が70gなら、母乳を70ml飲んだということなので、目安量との差を足す
2つ目には赤ちゃん用の体重計(ベビースケール)が要ります。買わなくても必要な時期だけレンタルするという手があります。母乳量がどうしても気になる時期だけ借りて、落ち着いたら返す。これはとても現実的な選択だと思います。
ただし毎回測る必要はありません。何回か測ってみて「うちの子はだいたい○mlくらい母乳を飲んでいる」とわかれば、そのあとは感覚で足して大丈夫です。測ることが目的になって疲れてしまっては本末転倒です。
参考 混合育児(栄養)はどのくらいミルクを与えたらよいの?1回あたりの目安量について雪印メグミルク
母乳が出ないのはなぜ?いつから出るか・足りているかの見分け方を元看護師が解説

足りているかどうかの見分け方
体重増加の目安は1日25〜30g(生後3か月ごろまで)
ここがいちばん確かなものさしです。雪印メグミルクは赤ちゃんの体重増加は生後3か月ごろまでは1日25g〜30gが目安としています。1週間で175〜210g、1か月で750〜900gくらいの計算です。
そして厚生労働省のガイドは、1か月健診での評価の仕方をこう書いています。
「1か月健診では、出生時からではなく産科施設退院時からの体重増加を計算する。1日の平均体重増加量が25g未満であれば、母乳やミルクの回数、授乳の時間が十分か、抱き方含ませ方は適切か等を評価する」
もうひとつ。ガイドは「体重増加は月齢が進むにつれてゆっくりとなっていく」とも書いています。生後3〜4か月を過ぎて増え方がゆるやかになるのは、順調な経過です。新生児期と同じペースで増え続けることはありません。
成長曲線は「位置」ではなく「カーブ」を見ます
母子健康手帳には乳幼児身体発育曲線(成長曲線)が載っています。ガイドは「このグラフに体重や身長を記入し、成長曲線のカーブに沿っているかどうかを確認する」としています。
ここで多くの方が誤解しているのが、「帯の真ん中にいないといけない」と思ってしまうことです。そうではありません。
ガイドは「からだの大きさや発育には個人差があり、一人ひとり特有のパターンを描きながら大きくなっていく」としています。小さめなら小さめなりに、カーブと同じ角度で上がっていれば順調です。
相談の目安も示されています。「体重増加がみられず成長曲線からはずれていく場合や、成長曲線から大きくはずれるような急速な体重増加がみられる場合は、医師に相談して、その後の変化を観察しながら適切に対応する」。増えなさすぎも、増えすぎも、どちらも相談のサインだということです。
おしっこ・うんち・機嫌
体重計がすぐ手元にないときの、日々の目安がこちらです。
- おしっこでおむつがしっかり重くなる……足りていれば、おむつは1日に何度も濡れます
- うんちが出ている……回数は個人差が大きいので、回数より「出たときの様子」を見ます
- 目覚めているときに活気がある……飲んだあと満足して落ち着くか
- 肌にハリがある、くちびるが乾いていない
逆に、おむつが長時間濡れない、ぐったりして反応が鈍い、泣き声に力がないといったときは、量の計算をしている場合ではありません。すぐに小児科へ連絡してください。
授乳間隔の目安は?月齢別の一覧と「空きすぎ・空かない」の不安に元看護師が答えます
うんちの回数が多くやわらかいこの時期は、おむつかぶれが起こりやすい時期でもあります。おむつかぶれはアレルギーではなく、ふやけた皮膚に尿や便の刺激が重なって起きる接触皮膚炎です。こまめに替える・こすらず洗い流す・乾かす・膜で守る、が基本です。「おむつかぶれの治し方|原因・カンジダとの見分け方」もあわせてどうぞ。
おむつかぶれの治し方|原因・カンジダとの見分け方・ワセリンと薬の使い方を元看護師が解説
熱が出たときも、この「飲めているか・おしっこが出ているか」がいちばんの判断材料になります。日本小児科学会は、元気がある・水分が取れている・あやすと笑う・おしっこが出ているなら、おうちで様子を見て診療時間に受診する目安を示しています。「赤ちゃんの熱は何度から?38度の対処法と受診の目安」もあわせてどうぞ。
赤ちゃんの熱は何度から?38度の対処法と受診の目安、救急車を呼ぶサインを元看護師が解説
うんちが出ないときも、まず見てほしいのは飲む量と体重です。日本小児栄養消化器肝臓学会などのパンフレットは、赤ちゃんの便秘の大切な原因として「哺乳不足」を挙げ、1〜2週間ごとに体重の増えを見ることをすすめています。「赤ちゃんの便秘は何日から?綿棒浣腸のやり方とクセになるか」もあわせてどうぞ。
赤ちゃんの便秘は何日から?綿棒浣腸のやり方とクセになるか、受診の目安を元看護師が解説
よくある不安|飲ませすぎ?足りない?
欲しがるだけあげていいの?
母乳と違って、ミルクは量が数字で見えてしまうぶん、ここで迷います。
考え方としては、1回の量は目安を大きく超えない(200mlが上限の目安)、ただし回数は赤ちゃんに合わせるのが基本です。まだ欲しがるようなら、次の授乳までの間隔を少し詰めるほうが、1回量を増やすより無理がありません。
そして、泣いている=お腹がすいている、とはかぎりません。おむつ、暑い・寒い、眠い、抱いてほしい。飲んだばかりなら、まずそちらを疑ってみてください。おしゃぶりや抱っこで落ち着くなら、空腹ではなかったということです。
吐き戻しが多いとき
赤ちゃんは胃の形がまっすぐで入り口の締まりもゆるいので、吐き戻し自体はよくあることです。体重が順調に増えていて機嫌がよければ、ほとんどの場合は心配いりません。
気をつけたいのは量とタイミングです。
- 1回量を減らして、回数を増やしてみる
- 授乳のあとは必ずげっぷをさせる(こども家庭庁も、ミルクの吐き戻しによる窒息の注意点として挙げています)
- 飲ませたあとすぐ寝かせず、少し縦抱きにする
- 寝かせるときはあお向けに
ただし噴水のように勢いよく吐く、体重が増えない、吐いたものに緑色や血が混じる場合は別です。すぐに受診してください。
急に飲まなくなった
生後2〜3か月ごろに、それまで飲んでいた量を急に飲まなくなることがあります。自分で飲む量を調節できるようになってきたサインであることが多く、満腹がわかるようになった結果とも言われています。
この場合、体重が増えていて機嫌がよければ様子を見て大丈夫です。乳首のサイズが合わなくなっている(吸う力がついて流量が足りない、あるいは逆に出すぎてむせる)こともあるので、乳首の号数を見直してみるのも手です。
一方で発熱がある、口の中を痛がる、何日も続いて体重が減っているときは、受診の対象になります。
夜中は起こしてまで飲ませる?
新生児期で体重の増えが順調でないときは、起こしてでも飲ませたほうがよいことがあります。1か月健診までは、よく眠る子ほど少し気にかけてあげてください。
体重が順調に増えているなら、無理に起こす必要はありません。ここは月齢と体重の増え方で変わるところなので、別の記事で詳しく整理しています。
夜間授乳はいつまで?月齢別の目安と「起こすべきか」の判断を元看護師が解説

この時期にもうひとつ多い不安が、顔に出てくるブツブツです。乳児湿疹は特定の病名ではなく総称で、生後2週〜1か月は新生児ざ瘡、生後1〜3か月は脂漏性湿疹、生後3か月以降は乾燥と、月齢で正体が変わります。なお厚生労働省は、子どもの湿疹の予防のために母親が特定の食品を避けることの効果は示されていないとしています。「乳児湿疹とは?月齢で変わる原因・ケアの基本」もあわせてどうぞ。
乳児湿疹とは?月齢で変わる原因・ケアの基本と受診の目安を元看護師が解説
授乳後に毎回しゃっくりが出ても、それだけで飲ませすぎとは言えません。飲み込んだ空気や急な満腹で横隔膜が刺激されて起こるものです。減らすコツは「赤ちゃん・新生児のしゃっくりの止め方」で整理しています。
赤ちゃん・新生児のしゃっくりの止め方|多い原因は?ほっとく・寝かせたままでいい?受診の目安を元看護師が解説
調乳の基本|70℃以上と2時間のルール
量の話と同じくらい、いえ、安全という意味ではそれ以上に大事なのがここです。ぬるめのお湯で溶かしている方は、今日から変えてください。
お湯は70℃以上を保つ
世界保健機関(WHO)と国連食糧農業機関(FAO)が作成し、厚生労働省が仮訳を公表している「乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドライン」は、調乳のポイントを2つ挙げています。
- 「乳児用調製粉乳の調乳に当たっては、使用する湯は70℃以上を保つこと」(注:高温の湯を取り扱うので、やけどに注意すること)
- 「調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄すること」
なぜ70℃なのか
理由を知っておくと、守る気持ちが変わると思います。同じガイドラインには、こう書かれています。
「本ガイドラインは、乳児用調製粉乳について、製造工程で無菌にすることは困難であり、また、開封後に病原微生物に汚染されるおそれもあることから、乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いの方法を定めたものであること」
粉ミルクは、製造の工程で完全に無菌にすることが難しい——これが出発点です。ごくまれにですが、粉の中に細菌が残っていることがある。その細菌を確実に殺すための温度が70℃だということです。
ですから「赤ちゃんが待っているから」とぬるいお湯で溶かすのは、いちばんやってはいけないことです。70℃以上で溶かしてから、流水や氷水で人肌まで冷ます。この順番を守ってください。
ちなみ(元看護師)
作り置きと飲み残し
ガイドラインは「調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄すること」としています。
そしてもうひとつ、現場でよく見た光景についてお伝えします。赤ちゃんが口をつけて飲み残したミルクは、2時間たっていなくても取っておかないでください。口の中の細菌が入っているので、時間がたつと増えていきます。もったいない気持ちはよくわかりますが、ここは捨てる一択です。
「もったいない」を減らすには、最初から少なめに作って、足りなければ足すのがいちばんです。
参考 乳児用調製粉乳の安全な調乳、保存及び取扱いに関するガイドラインについて厚生労働省
外出先と夜中の工夫
70℃のルールを守りながらラクをするための、現実的な工夫です。
- 液体ミルク(乳児用調製液状乳)を使う……調乳が要らないので、外出時と災害時にとても強いです
- 保温できる水筒に熱湯を入れて持ち歩く……沸かしてから長く置きすぎないようにします
- 湯冷ましを別に用意する……熱湯で溶かしてから足すと、冷ます時間が短縮できます
- 夜用に粉を計量して小分けしておく……暗い中で量を間違えずに済みます
液体ミルクは割高に感じるかもしれませんが、夜間と外出時だけ使うという割り切り方なら負担は限られます。眠れない時期を乗り切るための道具だと考えてみてください。
まとめ|缶の数字より、母子手帳のカーブを見てください
要点を整理します。
- 厚生労働省のガイドは「1日の目安量に達しなくても子どもが元気で、体重が増えているならば心配はない」と明記している
- 見るのは体重・おしっこ/うんち・機嫌の3つ。1回ごとの量ではなく1日のトータルで考える
- 月齢別の目安は2週間〜1か月で120ml×6回、1〜2か月で140ml×6回、2〜3か月で160ml×6回、3〜4か月で200ml×5回(メーカーにより幅あり。手元の缶の表示が最優先)
- 新生児期は1日150ml/kg体重(120〜180ml/kg)で逆算する。1回200mlは超えない
- 体重増加の目安は生後3か月ごろまで1日25〜30g。1か月健診では出生時ではなく退院時から計算する
- 成長曲線は帯の中の位置ではなく、カーブに沿っているかを見る
- 調乳の湯は70℃以上。粉ミルクは製造工程で無菌にすることが困難だから
- 調乳後2時間で廃棄。飲み残しは時間に関係なく捨てる
ミルクの量で悩む時期は、たいてい赤ちゃんがいちばん小さくて、お母さんがいちばん眠れていない時期と重なります。だからこそ、数字をひとつに絞って、それだけ見るようにしてください。その数字は、飲んだmlではなく、体重です。
今日できるいちばん小さな一歩は、母子健康手帳を開いて、退院時の体重を確認することです。そこから今日までの日数で割れば、1日あたり何g増えたかが出ます。その数字が25gを超えていたら、缶の目安に届いていなくても、あなたの赤ちゃんはちゃんと育っています。
Q缶に書いてある目安量を飲みきれません。足りていないのでしょうか?
A.体重が増えていて、おしっこが出ていて、機嫌がよければ心配いりません。厚生労働省の「授乳・離乳の支援ガイド」も、育児用ミルクについて「1日の目安量に達しなくても子どもが元気で、体重が増えているならば心配はない」としています。1回ごとの量ではなく、1日のトータルと体重の増え方で見てください。
Q新生児のミルクの量は、どう計算すればいいですか?
A.体重から逆算する方法がわかりやすいです。母乳とミルクを合わせて1日150ml/kg体重(120〜180ml/kg体重)が目安とされています。体重3,000gなら1日450mlが真ん中あたりで、1日7回に分けるなら1回約64mlの計算になります。ただし1回200mlは超えないようにします。
Q体重はどれくらい増えていれば大丈夫ですか?
A.生後3か月ごろまでは1日25〜30gが目安です。1か月健診では、出生時ではなく産科施設の退院時からの体重増加で計算します。1日の平均増加量が25g未満の場合は、授乳の回数や時間が十分かを評価することになっています。生まれたあと一度体重が減るので、起点を退院時にするのが大事です。
Qミルクをぬるいお湯で作ってはいけないのはなぜですか?
A.粉ミルクは製造工程で完全に無菌にすることが困難で、開封後に汚染されるおそれもあるためです。WHO・FAOが作成し厚生労働省が仮訳を公表しているガイドラインでは、調乳に使う湯は70℃以上を保つこととされています。70℃以上で溶かしてから、流水などで人肌まで冷ましてください。
Q作ったミルクはどれくらい取っておけますか?
A.ガイドラインでは、調乳後2時間以内に使用しなかったミルクは廃棄することとされています。また、赤ちゃんが口をつけて飲み残したものは、2時間たっていなくても捨ててください。口の中の細菌が入っているためです。最初から少なめに作って足りなければ足す、という作り方がおすすめです。
Q吐き戻しが多いのですが、量が多すぎるのでしょうか?
A.体重が順調に増えていて機嫌がよければ、吐き戻し自体はよくあることです。気になる場合は1回量を減らして回数を増やし、授乳後は必ずげっぷをさせ、すぐ寝かせず少し縦抱きにしてみてください。ただし噴水のように勢いよく吐く、体重が増えない、吐いたものに緑色や血が混じる場合は受診してください。
続けて読みたい関連記事
授乳間隔の目安は?月齢別の一覧と「空きすぎ・空かない」の不安に元看護師が答えます

